北カリビアン大学の生物、科学学部のマーク・ハリス教授は、一般的に悪玉視されている二酸化炭素(CO2)は、地球温暖化を引き起こす要因として、水蒸気の前に霞んでしまうかもしれないと述べる。
「一般的に、CO2は悪者とされ、石油会社は強欲で無神経と見られています。一方でクリーンな水は、生命と健康の象徴と見られています」とハリス教授は最近大学で行われた地球温暖化に関する集会で講義した。「よって、水を危険な物質として語ることは流行に反し、場合によっては考えられないことと受け取られてしまうのです」
「水蒸気よりも熱を閉じ込めるガスは、化石燃料を原因とするものもそうでないものも含めて、他にはありません」そう語るハリス教授によれば、水蒸気の熱を吸収する力は、二酸化炭素の3倍におよぶという。「別の表現をすれば、CO2は、5から16ミクロンの波長を持つ熱をブロックしませんが、一般的に水蒸気はブロックするのです」
Less water vapour could ease global warming
Jamaica Gleaner News 08年5月25日
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