2009年07月30日

ぼくはドイツ育ち

眞鍋かをりさん激怒「応援してない!」のに選挙ポスター掲載

城内さんというと、ブログで「カイカク真理教」とか書いていること以外に印象深いのが、しょっちゅう「ぼくはドイツ育ちなんですが・・・」と言うことです。最近もそうなのか知りませんが、以前はテレビに出るたびにそう言っていました。

靖国とか南京とか、そんなテーマでテレビに呼ばれたときに、唐突に何の脈絡もなく「ぼくはドイツ育ちなんですが・・・」とやる。で、ドイツの戦後処理の話でもするのかと思えばそうではなくて、ぜんぜん関係ない話を始める。そんなイメージがあります。

思うに彼は、自分をアピールしていたんだと思います。異国育ちであることが箔になると考えて。

自己アピールは政治家として必要でしょうが、あまりに見え透いたアピールは痛いです。また、異国育ちがアピールになると考えるところも、それに輪をかけて痛いです。今回の一件も、それに通じる痛さがあります。

彼が自分をそう見せたいと考えているだろう憂国の士であるならば、「能ある鷹は爪を隠す」でなくてはならず、寡黙な中にも有り余る知識と徳があふれ出てくるようでなければいけません。「カイカク真理教」にしても、そんな左翼ヤクザのようなチープなレッテル貼りをしないで、敵にも礼を失わず、そうすることで敵のチープさが浮き出てくるようにしなければいけません。それが憂国の士というものです。

今回の一件に戻ると、別に本人の断りもなくタレントをポスターに起用したことはたいした問題ではないと思うのですが(双方の誤解とかいろいろ考えられるし、別に珍しいことではないですからね)、それが眞鍋かをりというのがどうしようもなく情けないです。

いったい眞鍋かをりというエサで何を釣ろうというのか?眞鍋かをりを見て「うわすごい」と思う、B層中のB層でしょう。でもそれが、小泉劇場を嘆く憂国の士の取るべき態度でしょうか?どうせやるなら、みのもんたとか、島田紳助とか、大物テレビタレントを勝手にずらりとポスターに起用して、ポピュリスト政治を皮肉るくらいのことをすればいいのに。

ちなみに、眞鍋かをりを某製品のイメージキャラに推薦したのはぼくです。彼女を使うことでそんなに箔がつくなら、これでぼくも衆院議員かな?

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