2010年01月29日

若者はテレビ離れしていない?

若者は“テレビ離れ”していない、むしろ多様な視聴スタイルによって受け入れられている。こんな実態が、若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1 総研の調べでわかった。・・・そうです。

若者は“テレビ離れ”していない--M1・F1総研の調査で明らかに

レポートによれば、M1層(男性20〜34歳)、F1層(女性20〜34歳)は今でも1日平均2時間半はテレビを見ていて、強い影響を受けているのだそうです。レポートをダウンロードして読みましたが、ふーん、と思いました。

で?

依然としてテレビが絶大な力を持っていることは、誰もが承知しています。人気番組でお得でおいしいと伝えられたレストランには問い合わせの電話が殺到し、健康にいいと伝えられたグッズは店から姿を消します。問題は、その力が昔に比べて落ちているということで、今程度の影響力では、商売にならないということなのです。

M2層(男性35〜49歳)、F2層(女性35歳〜49歳)と比べると、若い人の方がテレビを見ている時間が長いということですが、M2、F2層は一番暇がない年頃ですから、テレビの視聴時間も下がるのは当たり前。この程度の差では、若者に訴求効果があるとはとても言えません。

このレポートのしていることは、例えば先の大戦で日本の敗戦が確実となった1944年に、「日本はアジアの大半を占領しているので、戦争に負けていない」と主張するのと同じことです。

M1・F1総研というのは、電通の子会社のようですが、こんなレポートを大々的にアピールして、しかもそれを5万円超で売ろうというのですから、業界の疲弊は相当なもののようです。

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