Boris Becker erntet "Shitstorm" für Twitter-Meldung
記事のタイトルは、「ボリス・ベッカー、ツイッターで炎上」
ベッカーといえば、1980年後半〜90年代に活躍した偉大なテニス選手です。その彼が、EUのノーベル平和賞受賞によせてこんなツイートをしたそうです。
「すごいぞアンゲラ・メルケル!ノーベル平和賞優勝したせいで、誇らしくて愛国心燃えるぜ」
ノーベル平和賞を何かのコンペのように勘違いし、国家ではないEUの受賞に愛国心をくすぐられ、さらになぜかEU構成国の一首脳にすぎないメルケル首相を賞賛し、ついでに基礎的な文法まで間違えるという、幾重にも滅茶苦茶なツイート。これにドイツのインターネッターたちが呆れ、「バカに国家を否定されて愛国に目覚めたわ」「どうでもいいけどドイツに税金払えよ(*ベッカーは外国暮らししているのです)」などと炎上したのです。
で、そんなヴェルト紙の記事に対する読者のコメントはこんな感じです。
こいつは真性のバカだよ。バカランキングでローター・マテウスと1、2位を争うんじゃないか?
マテウスとベッカーの宿命のバカ争いは永遠に勝負つかないだろうな。それにしてもツイッターの瞬間バカ拡声器ぶりはすごいな。
おいヴェルト、ツイッターを見て記事を書くなんて楽な仕事だな。これが新時代のジャーナリズムってか?お前らの未来は暗いよ。
コメントに出てくるマテウスは、W杯最多出場記録をを持つ偉大なサッカー選手ですが、別れた妻から「良い人だけど、バカすぎて…」と言われるほどにオツムが弱く、相次ぐおバカ発言と監督としての無能ぶりから、ドイツでは筋金入りのバカとして知られています。
それにしても、この記事についてのあらゆる点ーースポーツ選手がバカなこと、ツイッターで馬鹿発言して炎上すること、ツイッターが馬鹿発見器として認識されていること、そして新聞サイトがそれを記事にして読者に呆れられていることまで、日本と何から何まで一緒で、妙にほのぼのとした気分にさせられてしまいました。