作者はなぜ匿名なのか?その理由は恐らく、ポスターが人種差別的なイメージだからだろう。
Obama as The Joker: Racial Fear's Ugly Face ワシントンポスト
このポスターが受ける理由は、人種差別意識に尽きる。
Obama 'Joker' Poster: It's All About Race LAデイリー
このポスターは、違法コピーしたフォトショップで子供が作った作品かもしれないし、中年男がメッセージを広めるために作ったのかもしれない。後者だとすればとても興味深い。なぜならグラフィティやゲリラポスターは、左派の専売特許だからだ。
フェイリーは言う。「人々の注意を引き、メッセージを伝えるというストリートアートの有用性に、ようやく右翼も気がついたのかもしれないね」
Shepard Fairey has 'doubts' about intelligence of Obama Joker artist LAタイムズ
オバマ大統領をバットマンのジョーカーに模したポスターが登場したとき、アメリカのジャーナリズムはこんな調子で警鐘を鳴らしました。
そして昨日、オバマをジョーカーに模した、知性の劣る差別主義者の顔が割れました。犯人は、シカゴ在住でパレスチナ系の20歳の学生でした。
犯人のフィラス・アルカティーブは、すぐに名乗りでなかった理由をこう述べます。
大統領に対して批判的であることを公に知られるのに不安があった。特にシカゴという土地柄は「ものすごくリベラルだから」と彼は言う。
「オバマが当選したあと、まわりはまるでキリストの再来のように見ていた」とアルカティーブ。「ぼくの見方では、彼は見かけだけだ」
Obama Joker artist unmasked: A fellow Chicagoan LAタイムズ紙
イスラエル贔屓だったブッシュ前大統領はもちろん大嫌いで、共和党支持でも民主党支持でもなく、大統領選は棄権したというアルカティーブ。そんな彼が、低俗で恐ろしいイメージ作りに手を染めるとは・・・。アメリカの右傾化、人種差別の影は、こんなところにまで及んでいるのです。
しかし、もう世の中にブラックジョークっていうものは存在しなくなってしまったのでしょうかね?叩く方も叩かれる方もさんざんっぱら色々有ったでしょうに、何がかくも世の中をナイーブぶりを発揮する人ばかりにしてしまったのか。人慣れしていない猫がそれでも腹が減った故に人にすり寄るのだが触られるたびにビクビクしている、そんな基本的な同国人であることや共通な文化的つながりを最初から無かったことから始めているような関係性は何がもたらしたモノなんだろう。
ナイーブになった分、他人に優しくなったなんて言う話も聞いたことがないし・・・。
私が幻想を前提に社会に甘えているだけなんですかね?
人種差別大好き極右白人(モチロン熱狂的な共和党支持でブッシュ親子の信奉者!)でなかったのは至極残念でしょうな。事実を見極めるプロであるべき彼らメディアこそが、ひねりの無い偏見と妄想に踊らされ、自らの見たいものを見ようとするのだ。
リベラルさんの特徴は「こうあるべき!」という「彼等の真実」に「事実」を合わせようとし、そうならなければ「事実」に不具合があると考える点だ。おそらく彼らは今回の見込み違いを恥とも思わず、反省もしないだろう。腹を立ててさえいるかも知れない。
人種差別を持ち出して反対意見を封じることのほうがよほど民主主義としてヤバイだろうに。
こちらは日テレでやってました。
学校給食の改善ポスターに“米大統領の娘”
http://news24.jp/articles/2009/08/13/10141633.html
>このポスターは、公立学校の給食メニューの改善を求める医師らが製作したもので、ピザなど高カロリーのものをやめ、野菜を中心とするメニューにするよう求めている。ポスターには「大統領の娘は健康的な給食を食べられるのに、なぜ私は食べられないの?」と書かれている。
>ホワイトハウスは「大統領の娘のプライバシーにかかわる」として撤去を求めているが、製作した医師らは「娘の写真は使っておらず、問題はない」として拒否している。
まだ幼いお嬢さん方にとっては気の毒ですが、今まではこういう事ってなかったんでしょうか。
あまりに捻りの無いというか条件反射的な発想に失望しました。
「魚が無くなった」⇒「猫だ!」
その安易さはこんな感じ。サザエさんかよw
多少は色々考えてみようよ。仕事してねえよ。
感じの読み間違いをうんたらしている日本と違い過ぎる。
民主主義の精髄は、権力の無謬性を否定することにあるはずなのですが……。
自分は、このポスターを作った人の思いのほうが良く理解できます。
多数を握った米国マスコミに恣意的な報道をされ、アメリカの意思決定から置いていかれつつある自分の立場に対して怒りと絶望を抱いてこのような行為に走ったのではないかと想像しています。
今のアメリカでは、オバマ大統領と民主党によって、オバマ政権の最大の政治課題である健康保険政策への反対者を探す通報制度が始まっているそうです。
まさか自分の生きている間に、アメリカで密告奨励制度が始まるなどという事は夢にも思いませんでしたよ。
かつてナチやスターリンが行った恐怖政治と今のオバマ政権、一体何処が違うのでしょう?
自分としては、オバマ大統領を始めとした米国民主党の言動にこそ恐怖を禁じ得ません。
アメリカの掲げた『四つの自由』は、いつから形骸化してしまったのでしょう?
中国関係では間違うことのおおいオリベさんですが。
間違う事が多いというか・・・左右問わずみんな間違いまくってるとしか・・・
当たるも八卦はずすも八卦な世界それが中国。