日本では、「グローバル化の光の部分伸ばす(毎日)」「保護主義をけん制(時事)」「規制と市場のバランス必要(読売)」などの見出しで伝えられましたが、海外での報道は、規制強化の必要性について語った部分にスポットをあてていて、ウォールストリート・ジャーナルなどは極めて辛辣に切り捨てています。
日本の次期首相は、金融市場に対する規制の強化を示した。・・・「市場にまかせればみな幸せになれるというナイーブな考えがあった。しかしその見方は問題だと気がついた」と鳩山代表は語った。・・・鳩山は、アメリカで保護主義の兆候があるとし、経済の停滞期における保護主義に警鐘を鳴らした。・・・鳩山は、彼の言うところの「市場原理主義」の行きすぎにより金融市場は荒れたと述べる。・・・選挙中の民主党は、日本の農業を傷つけるようなことは絶対にしないとする一方、他国の農業保護政策が貿易協定の締結を阻害したと述べていた。・・・
Hatoyama Outlines Need for Regulation
自由経済を至上のものとするWSJからすれば、もうあきれて言葉も出ないという感じです。鳩山論文もそうですが、鳩山氏の論法には、互いに矛盾することを平気で並列して玉虫色に語るという極めて日本的な悪い癖があるので、シビアな目には支離滅裂にしか映りません。自国の農業は徹底的に保護するけれど、他国の農業保護は許さないというのでは、自己主張する日本どころかただの自己中で、説得力ゼロです。
また、これはWSJに限らず、リベラル派のニューヨークタイムズもワシントンポストもそうなのですが、鳩山氏の述べる「市場原理主義」という言葉に、決まってクォテーションマークをつけていることに注視すべきです。これは極左の語彙なので、極めて異様に聞こえるから、わざわざ括弧をつけるのです。こういう言葉を使う限り、鳩山氏への世界の不安は払拭されません。
試しにグーグルで、"market fundamentalism"という言葉を検索してみてください。それから「市場原理主義」という言葉を検索してみてください。ヒットするページ数の違いに驚くはずです。国際語の英語に対して、実に6倍のヒット数で、しかもヒットした英語ページのうちには鳩山氏の言葉を伝えた記事も多く含まれ、さらには英語を使用した日本語ページもたくさん含まれているのです!
この差こそ、日本の言論空間がいかに極左のレトリックに取り込まれているかを示すバロメーターなのです。
Market fundamentalism leftist
Market fundamentalism left
で検索しても、それっぽいのは出てこないな。
出てくるわけないよな。なぜならウソだから。
もういいよ。いいんだよ。
ゆっくり自分の世界に戻りなさい。
間違いやこうではないでしょうか?というような
健全な議論の発展につながるようなものなら
批判も良いと思うよ。
本当に間違いや嘘があるのなら
根拠を何もしらない私のような馬鹿にも
わかるように説明してくれないと
みんなも困るんだ。いいかい。
そんな奴は国民のともだちじゃあないんだ。
わかったね。
バッハッハ〜イ♪
あんたこそ、ネタで、ツリだね。
左翼嫌いを装う、冷笑趣味バカ左翼
でググって見ると・・・
Wikipedia には"Market fundamentalism"に関する項目があって:
http://en.wikipedia.org/wiki/Market_fundamentalism
少なくとも行過ぎた金融自由化に関しては、近年の金融危機を招いた元凶として George Soros や Joseph E. Stiglitz が"Market fundamentalism"という語を用いて批判してはいるようです。
いづれにせよ記述は短く、漠然としたものでしかないですね。George Soros が1998年に出版した本で"laissez-faire"(レッセフェール、自由放任主義、無干渉主義)の現代における別名として用い、一般化したそうです。
なんですぐ分かるウソつくんだろう。。
GWEN IFILL(司会者):
Even though, in his op-ed piece that we mentioned,
the new leader said, you know, this is -- these
American-style market -- free market economies are
what lead us to the problem we are in now, and we
need to distance ourselves from that? That didn't feel
like a rebuke at all to the U.S. relationship to you?
「そうであっても、彼は、寄稿文のなかで、このアメリカ型の市場
経済が今回の問題を引き起こし、このため、我々は市場経済と
は距離を置く必要があると述べたのではないのか。それは、アメ
リカとの関係に対する非難のように貴方は感じないのか?」
DANIEL SNEIDER:
Well, I have -- I have heard the same things in the
United States.
「ただ、同じようなことはアメリカでも聞く」
I mean, the Japanese critique of what they call
market fundamentalism comes out of the financial
crisis and a feeling that the U.S. system of sort of
high finance and sort of hot money capitalism has
been discredited. I don't think that is unique to the
Japanese. I think there are other people who have
the same critique.
「日本人が市場原理主義と呼ぶものに対する日本人の批判は、
金融危機から起きたものであり、また、アメリカの金融システムや
マネー資本主義が非難されているという雰囲気から起きたので
ある。同じような批判をする人々が他にもいる」
I think Japanese are feeling the impact of
globalization the same way Americans are. They see
jobs, manufacturing jobs in particular, being lost,
going off to China. They have shrinking opportunities
for new generations of people entering the work
force. They have got an aging population.
「私は、日本人が、グローバリゼーションの影響をアメリカ人が感
じると同じように感じていると思う。日本では、雇用、特に製造業
の雇用が失われて、中国に移転している。若い世代にとっての
就職の機会が縮小しているのだ。それに高齢化が起きている」
So, they're trying to cope with all of those stresses.
And, sure, there's some discrediting, if you will, of
the American model of capitalism. But, as I said, I
think you could hear the same things right here.
「従って、彼らは、そうしたストレスに対応する努力をしているので
ある。確かに、アメリカ型の資本主義には欠点がある。しかし、同
じことがアメリカにおいても聞かれるのだ」
でてこないよ。極左とかに関係ありそうなの
http://rppe.wordpress.com/2008/09/21/stiglitz-fall-of-wall-street-is-to-market-fundamentalism-what-the-fall-of-the-berlin-wall-was-to-communism/
スティグリッツが極左?ベストセラーになった
あれの読者も極左なんかい。
俺には「アジア共同体」関係を除いて、鳩山論文がそんなに間違ったことを主張している様には思えませんね。何処にも市場経済自体を否定する表現は無いし、市場原理主義の行き着く所が金融危機であった訳ですから。そもそも米国内にも規制が必要との声は当然ありますし、これまでも完全放任ではありません。故に、単に「同じことを日本に言われると腹が立つデース」という幼稚な反応と思います。
後、米国は市場原理主義に対する、理屈抜きの信仰というか、思い入れがある様な気がしますね。多分それは彼等の「自由」に対する狂信(信仰じゃねえ)から来ています。彼等は「自由=絶対善」です。国是ですから。彼等の先祖は旧大陸から、信仰の自由のみならず経済活動の自由を求めて来たのですから(そんだけ欧州の王様が厭らく面倒っちい方法で税を取り捲ってた訳です、トランプのスペード印税とか)。
であればこそ、彼等が市場原理主義の訳語である "market fundamentalism"(逆か)に狂信的な左翼の匂いを感じるのも理解できます。自らが空気の様に信じている価値観に敢えて大層な名前を付ける奴等は異端ですから。
我ら、東洋のショボイ島国の住人としては「馬鹿を自由にすると本人も不幸」程度には「自由」を割切ってます。市場原理主義も1つの考え方で「道具」に過ぎません。お上の徴税が商工業者に手ぬるかったから当然です。
騒ぎの一因は「市場原理主義」と "market fundamentalism" が辞書上での訳語でありながら、各々の言語国民から全然トーンの異なる印象を持っていることです。多分「市場原理主義」という言葉を造った人は「原理」を入れて元のファナティックな雰囲気を遺したのでしょう。しかし、規制過多を反省していた日本社会では、ややポジティブ気味な言葉として認識され、鳩山氏もその流れで使っているのでしょう。
米国を刺激しないためには、もっと別の表現にした方が良かったのかも知れず、要するに訳語の選択ミス(業者とチェックした鳩山事務所の)訳語の選択ミスです。
まぁ、俺は刺激しても良いんじゃないかと思いますがね。
なんか最近、鳩の擁護をしている様で不本意なのだが。。。
戦前の日本を見ているようです。
market fundamentalism
で検索してみろと言われて、
わざわざ
Market fundamentalism left wing
Market fundamentalism leftist
Market fundamentalism left
だの、
market fundamentalism communist
で検索してるのかが分からない。
左翼の人間が自ら誇らしげにleftistとか
communistだのって名乗ってるのか?
日本においては、市場原理主義という言葉を利用して、市場原理を否定するようなニアンスで使われて、何でかんでも規制すればよいというような意志を象徴しているような使われ方をされているのが問題なのですね。
欧米において、確かに金融市場の規制論議が行われていますが、これはあくまで、市場原理が適正に機能するための人為的規制なのです。
市場原理はそもそも価値的要素を含まないのですよ。これは、ただ需要と供給が一致したところで価格が決定されてことを意味するものにすぎず、当たり前のこと、数学で言えば、公理みたいのものであり、市場原理自体を規制することも、制限することもできないのです。欧米にも一部の人は市場原理自体を規制できると考えている人がいるみたいですが、経済学者の大多数が考えている規制論議は、市場原理自体を規制できると考えているのではなく、市場原理を無視するような人間の欲望を規制するためのものなのです。
市場原理主義という言葉のもつ、日本と欧米若しくはまともな国との市場原理についてのこの認識のギャプが問題なのですね。
「ねずみ講は取り締まれ」とか「マルチ商法は特別法で規制しろ」
全然違う。
それは『無限連鎖講の防止に関する法律』で禁止されている。
>金融危機後の反動的な動き
これに相応するなら"貸し渋り""貸し剥がし"。
どちらも小泉政権時代に経験済みでしょ。
こんなことを言っている。
グローバリゼーションの問題はマーケットファンダメンタリスト、すなわち自由市場と金融自由化のイデオロギーと密接に関連している。今回の危機では、最も市場指向の経済の最も市場指向の金融機関が崩壊し、政府の支援を求めた。これこそがマーケットファンダメンタリズムの終焉だと世界中の誰もが言うだろう。
その意味で、マーケットファンダメンタリズムにとって、ウォール街の崩壊は共産主義にとってのベルリンの崩壊に匹敵するだろう。この方式の経済構造は持続可能ではないと世界に知らしめた。結局このモデルは機能しないとみなが言う。金融市場を自由化せよという主張ははインチキだった。
http://rppe.wordpress.com/2008/09/21/stiglitz-fall-of-wall-street-is-to-market-fundamentalism-what-the-fall-of-the-berlin-wall-was-to-communism/
市場原理主義は極左しか使わない言葉?スチーグリッツさんは世界中の誰もが言うだろうといっているけど。
ではスティーグリッツが極左なのか。まさか。ここでも共産主義と市場原理主義がともにその原理そのものに由来する欠陥によって崩壊したと示唆している。
世界銀行の主席経済学者を勤めたこともあるのアメリカ人の有名な経済学者だし。
そんなことよりも、ブログ主の言っていることで問題だと思うのは、アメリカで異端視されることがすなわち悪だと当然のように思っていることだ。アメリカ人の常識がいつも正しいとは限らない。鳩山論文を批判したいのなら、内容について論じてみればどうか。
途上国における格差や搾取などの問題を、実務経験を積む中で目の当たりにし、貧困国や貧者の側に立って発言するようになったんでしょうか。
一応やってるようだけど、それがブログ主
がマスコミに対して批判してきた切り貼り
の手法だってのは笑えるな。
>market fundamentalismで検索してみろと言われて
バカにするのはやめてくれ。とっくにやった。
でてこねえよ極左の連中なんて。
莫大な金が瞬時に世界を駆け巡る仕組みが確立されたのは最近のこと。金融庁が「先物取引は賭博禁止法に抵触かも?」という見解を披露したのも数年前のこと。
「市場原理主義の下でも最小限の規制は必要」との認識を現在世界的に共有しつつある段階ですが肝心の米国がどうもね。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11364320090906
G20財務相・中央銀行総裁会議閉幕後の記者会見でのガイトナー米財務長官の発言は:
「改革の道筋となるべき中核の基準や原則ではかなり広範囲な合意がなされたと思う」としたうえで…(中略)…高い報酬をもらった銀行家による過度にリスクをとる行動が金融危機の一因との認識で一致していると指摘した。
金融規制で具体的に論じられているのはまだ報酬問題くらい?
あまり書き込みをするのは辞めようと思っていたのですが、貴方の認識はちょっと間違っています。
小泉政権成立時には、それまで適切に不良債権処理が行われてこなかったため、金融システム自体が崩壊寸前になっていたのですよ。つまり、巨額の不良債権によって、金融の市場機能が完全に麻痺する寸前だったのですね。これを是正するため、すなわち、金融の市場機能を回復するために政府が銀行に積極的に介入を行い、不良債権を強制的に処理させたのですよ。しがって、これらの金融政策は、市場原理主義とは真逆の金融政策を行ったことになるのですね。確かに、不良債権を処理する過程で貸し渋りが起こったことは否定しません、しかし、可能な限り貸し渋り防止策を採ったのですよ。でも、これを完全には行えるはずもなく、より巨大な被害が生じるの防止するために、情を殺して小泉さんは不良債権処理を行ったのだと思います。もちろん人それぞれ評価は違うと思いますが、私は、このようなことができる人こそが真の政治家だろうと思いますね。
また、日本の金融システムは市場原理主義などといえるほど自由化されているわではないのですね。
私の私見ですが、共産主義は人間が経済をすべてコントロールできと考え、市場原理を完全に無視した人間の思い上がりによって崩壊し、市場原理主義は、私は欲望原理主義と言うべきだとは思いますが、人間の無制限の欲望を自由に解放したことにより、かえって、市場原理を無視した人間の行動が、経済を危機的状況に追い込んだのだと思うのですがね。
私が心配しているのは、基礎的勉強もせず、よく事物を自分の頭で考えようとしないで、日本人の思考が極端から極端に飛躍してしまうことなのですね。実際、日本のマスコミ報道は、市場原理主義を市場原理及びグローバリズムを完全に否定する文脈で使っていましたよね。このような言論空間にある日本で(マスコミは、諸外国は日本には全く興味がなきがごとく報道していますが、日本のような経済規模の大きい国に諸外国が興味を持っていないはずがないのです)次期総理大臣になる人間が、あのような誤解を招きかねない論文を軽々に発表すべきではないと思います。
匿名のネットで自由にほざいただけで自由が保証された素晴らしい国ってどうよ
マスメディアは完全にフェアじゃない片寄った思想を国民に押し付けてる
なにが素晴らしんだ?
毎日読むのを楽しみにしてるのに。
あたながでてきて荒らされるの迷惑です。
もうここには来ないで、自分でブログでも立ち上げてそこでお好きな事を言っててください。
これが保守幻想の怖さってやつなのか・・・・。
このブログは特定個人や団体、組織を
叩いてるんだから、そのへんのこと分
かってて言ってんだったら、たいそう
おめでたい人だね。あなたは。
ただ、凡百の社民主義者と一緒くたにするのはやめてほしい。
「嫌われ経済学者スティグリッツ」
マイケル・ハーシュ、ニューズウィーク日本版、2009年08月24日
"The Most Misunderstood Man in America"
By Michael Hirsh, NEWSWEEK, Jul 18, 2009
http://newsweekjapan.jp/stories/business/2009/08/post-446.php
米政府からは敬遠され、中国を筆頭とする新興国では大歓迎、欧州では絶大な人気だそうです。少なくとも一般向けの著書や発言では弱者よりの視点に立つことが多いようで。経済学者としてどうなのかは私には分かりません。
ブログで書いてみればいいのにね
人が来るかどうかは知らんが