「地球温暖化はどこへ行った!」
しかしそれは早合点というもの。そこで欧米の専門家たちは、知的レベルの低い愚民たちがそう考えないようにこう訴えています。
"Weather is not climate!"
天気と気候は違うというわけです。そりゃそうです。一度や二度の異常気象と、長いスパンで見る気候変動を結びつけて語るのは愚の骨頂。窓から空を眺めるだけでは、気候変動なんて語れるわけありません。もしそんな人がいたら、自分はバカだと告白しているようなものです。
ところが世の中にバカはいるもので、過去にそういう愚かな発言をしてきた人はたくさんいます。
「ルイジアナを襲ったカトリーナと呼ばれるハリケーンの本当の名は地球温暖化だ」
ー環境活動家ロス・ゲルブスパン(2005年、米南部を襲った巨大ハリケーンについて)
「環境保護を怠ることで、米大統領はカトリーナのような自然災害による経済的、人的被害に目を背けたのだ」
ートリッティン独環境相(2005年、米南部を襲った巨大ハリケーンについて)
「我々は、地球温暖化の最初の影響を目撃し、苦しんでいるのだ」
ー気象学者エルヴェ・ル・トルー(2006年、欧州の猛暑について)
「昨日ミャンマーを襲ったサイクロンの死者は1万5千人を越えてさらに増え続けています。・・・私たちは、科学者たちが予想してきた地球温暖化の結果を目撃しているのです」
ーアル・ゴア(2008年、ミャンマーの巨大サイクロンについて)
「やっぱり大変な事が起きている。因果関係はまだはっきりしないが、佐用町の大水害もゲリラ豪雨も東京や九州北部、山口の災害もそうだ。明らかに温暖化とつながっている異常気象があるじゃないですか」
ー古舘伊知郎(2009年、頻発する豪雨について)
以上は、ほんの一例に過ぎません。
ぼくは気象学者ではありませんから、地球温暖化について科学的な議論をすることはできません。しかし、こういう発言をして平気でいる人は、バカなのか、厚顔無恥なのか知りませんが、いずれにしても信用できません。それは科学以前の問題です。
リーマンショック後に緊急財政出動を行おうとする首相に対して
「また借金ですか」
と言ったまでは良かったのですが、
いざ自分が首相になったら、何のマクロ経済の政策も無く、効果の無い借金を重ねる政権交代後の首相とか。
違法献金に関連して、
「秘書の責任は政治家の責任、私なら議員辞職する」
と大見得を切ったのは良かったが、いざ自分に違法献金が見つかったら、議員辞職どころか首相の座も辞任しない首相とか。
まあそんな首相の支持率が今でも50%以上を維持できるわけですから、事実なんてメディアのさじ加減でどうとでも成るのかもしれませんね。
何がしたいんだか、メディアも民主を支持してる連中も・・・。
夏だって、涼しい夏もあれば、猛烈に暑い夏も。
たぶんグローバル化(?)というか、無駄に世界中の天候状況が目に飛び込んでくるんで、余計に「異常だ、温暖化だ!」なんて思ってしまってるだけなんじゃないかと・・・個人的にいつもそう思ってます。
あ、ヒートアイランド現象ぐらいはあるな、と思ってますが(笑)
まず結論ありきであとはその結論に都合の良い事実だけを集めてきて結び付ける。
都合の悪いことについては笑ってごまかすみたいな。
まあ競馬ならまだ笑っていられるんで良いかもしれませんが。