2010年01月31日

ガンジーと鳩山首相

マハトマ・ガンジーの「7つの社会的大罪」を軸として語られた鳩山首相の施政方針演説は、「労働なき富」という大きなブーメランを投げてウケを取りました。

ガンジーという人は矛盾に満ちた人で、まわりには貞節を説きながら自分は女にだらしなく、西洋医学を否定して妻に薬を与えず死なせておきながら自分は薬を服用し、またトレードマークの半裸姿も、「あの男の貧乏はお金のかかる貧乏だ」と揶揄されたように演出にすぎず、実は富豪のパトロンを従えていました。いわば彼はブーメラン投げの常習犯で、ただしターンしてきたブーメランをことごとくキャッチしていた豪傑なわけで、鳩山首相の共鳴する心情はよくわかります。

それはともかく、施政方針演説の全文を読んでいて奇妙なことに気づきました。

政権発足当初は、鳩山外交の柱といえば「東アジア共同体」でした。しかし今回の演説では、明らかにトーンダウンしているのです。

その大きな理由は、もちろんアメリカへの配慮です。しかし演説の中で首相は、もうひとつ別の国に格別な配慮をしています。去年10月の所信表明演説では完全に無視されていたその国は、ガンジーの国、インドです。

演説でも触れているように、鳩山首相は去年の暮れ、12月27日から29日というきついスケジュールでインドを訪問しました。インド側からの強いラブコールにより実現し、経済のみならず軍事分野での協力まで討議されて、彼の地では「インド外交の勝利」と大々的に謳われた訪問でした。

中国とライバル関係にあるインドからすれば、日中同盟は大脅威です。だからインドは懸命に鳩山首相にアピールし、デートに誘い出すことに成功し、そしてどうやらハートをキャッチすることに成功したようです。演説の軸にガンジーをすえたり、インド訪問を取り上げたり、東アジアではなく、アジアという言葉を多用したりするのは、明らかにインドに対するオーケーサインです。

アメリカは別格として、経済はもちろん軍事に至るまでインドと特別な関係を持ちつつ、中国と同盟するのは不可能です。どうやら鳩山外交の柱である東アジア共同体の建設は、政権発足4ヶ月にして、早々に潰えたようです。

首相の敬愛するガンジーは偉人ですが、別に神様ではありません。その偉大さは、混沌するインドをまとめた「グレート・リーダー」である点にありました。だからいかに人間として不完全であろうと、彼の偉大さは揺らがないのです。

Gandhi knew what he was doing. Does our prime minister know what he is doing?

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この記事へのコメント
「鳩山首相のハートをキャッチした」なんて、鳩山という人を買い被り過ぎですよ。
彼はクラゲのように、骨がなく波間に漂うだけの人間です。
外交ブレーンに岡本行夫氏が加わったので、インドにも目を向けることになったのでしょう。
誰かに従うだけ。自分の意見はない。これが鳩山と言う人です。
インドも、「外交の勝利」なんて喜ばない方が良いでしょう。また誰かの言う事を聞いて方針がころっと変わりかねませんから。
もっとも、首相在任は5月まででしょうから、今後方針が変わってもあまり関係はなさそうですけど。
Posted by シッポナ at 2010年01月31日 21:56
失礼しました。
言わずもがなでした。
最後の行に書いてありましたね。
Posted by シッポナ at 2010年01月31日 21:59
>日中同盟
すでに日印同盟と呼べそうなものを結んでいます。>日本国とインドとの間の安全保障協力に関する共同宣言
ちなみに、オーストラリアとも。>安全保障協力に関する日豪共同宣言
現政権は政府としての連続性を否定するような行動をとってますから、気が気でなかったんでしょう。
Posted by wh at 2010年02月01日 00:02
これの影響を受けただけなんじゃないかと。

インドの最大祝日「主賓」となった李明博大統領
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125602&servcode=200§code=200

李大統領は25日夜、パーティル大統領主催の国賓夕食会で「若いときから
最も尊敬してきたガンジーの国を訪問できてうれしい」と述べた。
青瓦台ホームページ「尊敬する人物」欄にガンジーが掲載されていることも取り上げた。
青瓦台の話では、李大統領は訪問に先立って開かれた内部会議でもガンジーが主唱した
「社会7大悪」をよく取り上げていたという。ガンジーの7大悪は
▽原則のない政治▽道徳性のない商取引行為▽労働が欠けた富▽個性を尊重しない教育
▽人間性が消えた科学▽良心がない快楽▽犠牲のない信仰−−だ。
李大統領はこのうち「道徳性のない商取引行為」に対し「金融危機と関連し、
世界経済に示唆する点が大きい」と述べたという。パーティル大統領は国賓夕食会で
「2000年前、インドの阿踰陀国の王女が駕洛国(任那加羅)の始祖である
金首露(キム・スロ)王と婚姻した縁をきっかけに両国は長年の交流の伝統を持っている」と述べた。
Posted by Oink at 2010年02月01日 00:30
平成21年11月22日

           子ども総理、こども店長、子ども手当
ttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/column127.html

 もっと注目されるべき「傾向」は、平野貞夫・元民主党参院議員が
この時期に総合雑誌で公表した鳩山由紀夫像である。原文のまま紹介する。

 一見ブレたように見えることをブレたと考えては、彼の行動をとらえられない。
彼はいわば意識的「夢遊者」といってもいい。(『月刊日本』09年11月号)

 インタビューを活字にするとき「病」の字を避けたのだろうと推測されるが、
要するに眠っていない夢遊病みたいなものだからまともに受け取るなと言っているのである。

 当コラムでは更に進めて具体的な傾向と対策を考えたい。

 鳩山首相は重要な演説や予算委員会答弁で、過去における言動のすべてを否定せず、
本気で信じているらしいことがわかってきた。そこに注目する。

 そこから「傾向」がハッキリ出てくるので、「対策」としては誰がそういう考えを吹き込んだかを探り出す。
Posted by Oink at 2010年02月01日 00:32
インドというのはいろんな国と関係を結ぶ、非同盟主義で今までやってきました。
アメリカとも良い関係を築き、ロシアとも良い関係を築く、その一つ下あたりに日本との関係もあるというだけで、インドにとって特に重要というわけではありません。
共和国記念日に東アジアではじめて呼ばれた国賓が韓国大統領という事でもわかると思いますが。
鳩山はアメリカから排除されて、中国とも東アジア経済圏などという妄想も拒否され、
韓国のと安全保障を強化するなどと言ってみたものの、即日韓国側に拒否され、
仕方ないのでインドといった定まらない方向性の外交をやっているだけだと思います。
アメリカからディスられた時点で、外国からみて日本の価値など無いに等しいのです。
自国の防衛をアメリカに丸投げしている国と、
安全保障関係を強化したい国など存在しません。
しかもそのアメリカに切られようとしている日本などなんの価値があるのでしょうか?
トヨタも潰されそうですから、日本の財政も破綻するかもしれません。
Posted by   at 2010年02月01日 14:53
「平和を望むのなら戦う力を持て」「戦う力のない国民に不戦の意義を唱える資格はない」「卑怯者、臆病者よりは暴力のほうがマシ」「戦うべきときに戦わないのは、恥ずかしいこと」。
これ、全部非暴力主義者と追われているガンジーの言葉ですわ。
Posted by シロ at 2010年02月01日 17:07
なるほど。日本のメディアでは全く触れられることもなかった話題だね。インド訪問していたことすら、聞かなかった気がするよw
Posted by ぽ at 2010年02月01日 22:42

いつもみたいに寝転がって女におまかせしてたら
くにゅっくにゅってマ☆コがすごい勢いで絡みついてくんのwwwww
ビックリして10秒足らずでどぴゅどぴゅしちゃったYO!!

オレも逆 ¥ 生 活長いけど、あんな気持ちえぇマ☆コは初めてだわwww(*´Д`*)=3
http://ino.buta-infr.net/c4p35lp/
Posted by ファンキー師匠 at 2010年02月02日 07:56
これも意識的「夢遊者」だからなのかな?

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首相が会見でまた“勇み足”…メキシコ大統領会談
2月2日3時5分配信 読売新聞

 鳩山首相は1日夜、首相官邸でメキシコのカルデロン大統領と会談した。

 会談後の共同記者発表で、首相は「メキシコも日本も、経済は対米依存だった。そこから脱却していこうではないかという認識を互いに持った」と説明。

 しかし、外務省によると、大統領は会談で「メキシコからの輸出の85%が米国向けだ」などと触れただけで、「対米依存からの脱却」などの言及はなかったという。外国要人との会談内容をめぐる首相の新たな不適切発言といえそうだ。

 首相は昨年12月、コペンハーゲンで会談したクリントン米国務長官に米軍普天間飛行場移設問題をめぐる政府方針を伝えた後、記者団に「十分に理解いただいた」と説明。だが、米側は「事実関係と異なる」と反発し、藤崎一郎駐米大使が急きょ召請される事態に発展した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000125-yom-pol
Posted by さと at 2010年02月02日 12:26
元宝塚星組ジェンヌの水瀬千秋がMUTEKIレーベル第15弾としてA Vデビューするそうだ。

表記は「水瀬千秋」ではなく「水瀬ちあき」になってはいるが、 ジェンヌというタイトルからして水瀬千秋本人に間違いはないだろう。

それにしても退団した理由がこれだったらファンもがっかりだ。
Posted by 退団の理由はA Vデビュー?元宝塚ジェンヌの水瀬千秋(水瀬ちあき) at 2010年02月02日 12:29
まあ、実際にインド人に聞くと、
ガンジーじゃなくてチャンドラ・ボースが
本当のインド独立の英雄だ
って答えるヤツが多いんだけどね。
Posted by passerby at 2010年02月03日 23:27
>「平和を望むのなら戦う力を持て」「戦う力のない国民に不戦の意義を唱える資格はない」「卑怯者、臆病者よりは暴力のほうがマシ」「戦うべきときに戦わないのは、恥ずかしいこと」平和主義者ガンジーの言葉

・・??特に矛盾はしてないが?私はハトヤマファンじゃないですけど
Posted by N at 2010年02月08日 22:57
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