さて、テレビのネタは前回で一応終わりにしようと思っていたんですが、勘違いがあるといけないのでちょっと書いておこうと思います。夜中仕事の後なので、文章が雑になるかもしれませんがご容赦ください。
まず、「TBSは全体主義者である」のコメント欄でneoさんがいろいろと主張しておられて、それに対するぼくの返答はmokomokoさんの仰る通りです。左翼も右翼も全体主義者。同じ穴の狢です。ただ右翼の人たちは総じて確信犯的で、その分一般に受け入れられにくいのに対して、左翼と言われる人たちは自分の中にいる全体主義者への意識が足りない分、罪深い所はあると思います。
「テレビ自由化論」のコメント欄では、「メディアの世界は外国人に寡占されている」というようなコメントがいくつかありました。でも、ぼくが鈍感なだけかもしれませんが、そういう脅威を感じたことは一度もないんですよね。愛国的に傾きそうなテーマを取り上げるときはものすごく慎重になるのに、左翼的なテーマを取り上げるときはすんなり行ってしまうという空気は確実にありますけど。でもそれは、どこかの団体が影で影響力を行使しているというよりは、世界の先進国に共通する傾向なので、それこそシステム的な問題だと思います。修正すべきね。
またsinさんからは、「電波帯は有限なので自由化するのは難しい」というご丁寧なメールを頂きました。そうですね、いくらデジタル化しても電波帯は有限です。それはぼくもわかってます。ただ、地上波のパワーソースは波そのものではなく、波が持つ力と、それによる情報独占状態ですよね?それを自由化してしまえと言いたいのです。
「テレビ自由化論」で書いたとおり、地上波局が持つ利権を今のまま固定して新しい分野に広げさせなければ、地上波が持つ影響力は確実に小さくなっていきます。自然の流れにまかせれば、ネットによる映像配信にすぐ肩を並べられてしまうでしょう。
でも、だからこそ地上波局は、今持っている力を手放そうとしません。映像権利の問題などをこねくり回して、例えばネット放送局にどんなに資金とノウハウがあろうと、地上波局のようにはなれないように規制をかけさせてしまう。情報産業の進歩にストップをかけて、自分たちに都合がいいようにねじ曲げてしまう。「コピーワンス」などという日本独自の規制も、その試みですよね。
そしてそういう横暴を倫理的に支えるのが、放送免許だと思うのです。フジテレビがライブドアに買われそうになった時、フジテレビはやたらと「テレビは公共の財産」ということを訴えました。公共の財産だから、他の企業とは違って特別に守られなくてはならないということです。「放送免許を持ち、その重みを知るオレたちじゃないと、公器として責任ある番組作りができない」ということです。
だから、地上波局が何をしようと、「公共電波の担い手としての尊い責任を忘れるな!」と、一見罰を与えるようでいて、その実全然痛みを伴わず、それどころか利権守りに正当性を与えるようなしかり方をするくらいだったら、もう勝手にやらせときなさいよと。偏向でも煽りでも、勝手放題させときなさいよと。その醜い姿を世間にさらさせて、「我々は公共の・・・」などと口にしようものなら、さすがに国民から「ハァ?」の大合唱が起きるくらいに。そして、あたらしい情報空間は自由に自然に発展させましょうと、そう言いたいのです。
もちろん、明らかに放送法に違反して有害電波飛ばしてるのに、ほっといていいのか?っていう意見は当然出てきます。でもほんとにこれは、直接的に死者が出ない限りどうにもできないと思います。間接的にはすでに大勢の人を殺してきていると思いますが、それで免停にしようとすると、ほんとに極左の思いのままです。それでもとにかくTBSの非道が許せないと言うのであれば、反対はしません。ただぼくは、未来と今を天秤にかけて、未来を取っているだけのことです。
あと、やはり「テレビ自由化論」でふとんさんが懸念している、自由競争をすることによるエンターテイメント系番組のレベル低下ですが、大丈夫だと思うんですよね。恐らく自由化が進むと、チャンネルを管理する会社と番組を制作する会社が今よりもはっきりと分離して、むしろ優れた番組制作会社は体力をつけて、その分いい番組を作るんじゃないでしょうか。はっきりした根拠はありませんが、そんな感じがします。
さて最後に、あまり関係はないかもしれませんし、知っている人も多いと思いますが、感激したので書きます。
上村愛子さんのページ、すごいですね。「亀田くんの試合を見て感動した」と書いてしまったことから「炎上」してしまって、もう1000を超えるコメントが書き込まれる始末。あんなの初めてみました。でもコメントを削除したり書き込みを禁止したりしていない!
公共の電波を司る人々に見習って欲しいものです。ではみなさん、おやすみなさい!って完全に朝ですが。
>あたらしい情報空間は自由に自然に発展させましょう
その通りですね。それが妨げられないように今からできることを考えておいた方が良いのかもしれませんね。
「ボクシング詐欺はTBSの公器であることを忘れた拝金主義のせいだ」と考える人は多いだろうが、事はそう単純ではない。
元来TBSは、最も強く社会的役割を意識したテレビ局で、強い正義感があった。ではなぜそのTBSで、おかしな問題がより多く頻発するのか?その根源はTBSの掲げる社会正義にこそある。
(現在の)TBSの社会正義とは、左翼的な価値観に根ざしたものだが、ただ左翼的と言うだけで済ませては、本質は見えてこない。
TBSの社会正義とは、視聴者に問題を提示して、自立した人間として考えることを促すことではなく、「(左翼的な価値観から)大衆を正しい方向に導くこと」であり、そしてその「崇高な目的のためにあらゆる手段は正当化される」のだ。
「大衆を正しい方向に導くために、あらゆる手段は正当化される」これはまさに全体主義であり、こうした自立した個人の存在する余地のないTBSの全体主義的社風が問題の土壌となっており、今回のボクシング詐欺もそのひとつだ。
現在TBSは、問題を起こすたびに「TBSの社会正義」を強めて、さらに全体主義的社風になり、より頻繁に問題を起こすようになっている。
では、どうしたらいいのか?
TBSの個々の人間は健康な正義感に溢れたいい人揃いある。問題は個々の人間ではなく、システムである。これは、TBSに限らずマスメディア全体の問題である。
なお、「TBSの正義」は、必ずしも左翼的正義であり続けるとは限らない。
NHKなんて見たくないのにテレビを持ってる限り辞めれませんしね。
ただ、やはり私には番組の質の低下は杞憂とは思えません。
放送局の「良い番組」と視聴者の求める「良い番組」は必ずしも一緒では無い、
とも思いますしね。
まあ、その話は本筋から離れた話なのでここまでとして、上村さんのブログ、良いですね。
個人的に亀田兄弟はとにかくメディアの仕掛けが目に付きすぎて、兄弟にも
それにのってしまうファンにもいい印象は抱いていなかったのですが、
彼女の姿勢には好感が持てます。
日頃「表現の自由」とか「発言の自由」とか主張するくせに、自分たちの
意見に反する書き込みは速攻削除してしまうような連中には見習って
いただきたいものですw
TBSの放送免許剥奪を求める陳情
https://www.powup.jp/sign/tbs.aspx
日本人の皆さん、どうか署名してください、
宜しくお願いします。
もう13149名が署名しています。
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…やるせないですね。
駄文にて失礼します。
ここに出入りする人達は皆、マスコミに詳しい方なのでしょうが、門外漢である私(エンジニア)には前から感じる疑問があります。
物造りの世界では不良品のリコール制度等があり、製造ミスの責任は必ず取らされるルールになっています。
マスコミが製造(収集&編集?)した「情報」も商品である訳です。
虚偽報道や、作為情報(やらせ)等は不良品であり、それらを製造販売した人に責任を取らせるルールを作るべきです。
長らく情報発信を独占していた為に感覚が麻痺しているのでは?
実に単純なルール、「失敗したら責任を取る」が守られていません。
物理的な製造業の世界では、不良品を売ったが為に倒産した企業は珍しくありません。
他の業界から見てもアンフェアに過ぎます。
まで読んだクマー
7ヶ月の充電期間を経てまた鋭い記事に期待しています。自分も3ヶ月ほどですが以前引篭っていたことがあり、その時心のリセットを掛けた事で現在の自分が在ると思っています。人は時に引篭る事が必要になる事が有るんだと思います。
さて放送の自由化ですが自分はもうすぐ其処にまで来ているんじゃないかとおもいます。
oribeさんもおっしゃっている様にインターネットの高速化とデジタル波への切りかえなど放送の自由化への敷居はどんどん低くなっています。
これからの放送のあり方はわかりません。しかしこれからもっと多様に放送という物が生まれていくことになると思います。
それでは最後に改めて御帰りなさい!
そうですね、CS見ている人、少ないんですかね。
CS、面白くて、CSを入れるとだんだん地上波を見る時間が減って、1年ほどすると地上波をほとんど見なくなります。
今、地上波で見てるのは鉄腕ダッシュとたかじんの委員会くらいかな。
ちなみにアメリカでは制作会社と放送局をかなり厳密にわけてしまいました。
最初は無謀と言われたようですが、優れた番組制作会社ががんばってますよ。
バラエティーがつまらなくなると心配されてますが、おもしろいバラエティーも結構、あります。
お金はあんまりかかってないですけど、対象をしつこく追いかけて、味わいのある、人間味を追求した番組になってますね。
ディスカバリー・チャンネルの「アメリカン・チョッパー」なんて最高です。
おもしろいバラエティーって、むしろお金をあまりかけずに頭を使って、人間味のある番組を作った方がいいものができるんですよ。
タモリさんの番組とかね。
人間には人間が最高のコンテンツなんです。
そういう所から遠ざかってしまったから、今のテレビはつまらないんですよ。きっと。
あとね、時間をかけるっていのがね。
難しいんだけど。
北朝鮮からも中国からも攻められないのに〜って思ってる方ですか?
「始めてみました」ではなく「初めて見ました」だと思います。
そんなことはどうでもいい位、oribeさんのブログが再開されたことに喜びを感じている者です。
普段ネットを徘徊しても滅多に出会えないような切り込み方に初めて出会って以来、ほぼ毎日チェックしていました。ここ数ヶ月音沙汰が無いのを諦念の気持ちで眺めていたのですが、ここ最近の連日の更新を目にして興奮と喜びが禁じえなかったので、書き込みさせていただきました。
これからもブログを続けていただく事を願っております。
自分の読みが間違っていなくてホッとしました。
ほとんどROM専ですが、これからも記事を楽しみにしています。
「公共の仕事だから他にはまかせられない」とかいう“自分たちは特別”という感覚は、テレビが批判している公務員と何ら変わらないように思えます。TVにその自覚があるかどうかわかりませんが。
そもそもTVも新聞も流す情報を取捨選択している時点で自分たちの価値観が入るのが当たり前なのに、簡単に「公正・公平・中立」とか言い過ぎのように思います。色々な放送局が自分の立ち位置を明確にした上でお互いにバトルを繰り広げたらいいのに、とか考えるのは無責任でしょうかね・・・。
局としてはリベラルだという意識はない??
北朝鮮のミサイル発射問題の時、ケーブルTVでCNNを見ていたのですが、「オルブライト時代の対北政策に戻すべき」「わが国と北朝鮮には歴史的に感情的なこじれがないので、制裁を止めれば北とはうまくやっていけるはず(朝鮮戦争は?)」という識者の見解を次々放送していました。
アメリカのような国は日本以上にメディアの立ち位置がはっきり認識されていると思っていたので、意外な感じがしました。
ただし、「自由化で自然淘汰させる」にしても、ものには限度というものがあるんではないかと。
2002年の安全保障委員会において、TBSが北朝鮮による身代金要求の片棒を担ぎ共同謀議未遂をししている事が発覚しました。
マスコミって、ここまでの事をやっているわけで、これはもう「自然淘汰に任せる」というレベルでは無いと思いますよ。
おかしいでしょ、一介のテレビ局がテロ国家の片棒を担ぎ、それでもなお何の処分も受けないなんて。
下記参照
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001515420020725009.htm?OpenDocument
復活待ってましたよ!!!
TBSを公的力で免停にするようなマネは避けるべきという意見には賛成です。
もし免停にしたら、既存メディアやサヨクにとっては好都合な「殉教者」の誕生となり、事有る事にこの「殉教者」を持ち出してくるでしょう。
ただ現実に既存メディア、マスコミ内での庇い合い体質と、自浄作用の無さには辟易とする思いも有り、抗議の意味も込めて総務省へのTBSの免停に関する署名活動に署名は行っています。
テレビ自由化に関してですが、欧米では電波帯を数年ごとにオークションで落札する方式に変わり、自由化が進んだと何処かで読んだ気がするのですが、日本でも旧来の免許制度は改める必要は有ると思いますね。
お笑いやバラエティもギャーギャーうるさいばっかりで、見てて笑えない。
でもテレビは一応付けてあるんですよね。
部屋の明かりと同じレベルですね。
<もしかして、日本が自衛隊を解体し、世界に無防備宣言すれば
北朝鮮からも中国からも攻められないのに〜って思ってる方ですか?>
国防と言論はまったく別物です。言論は何かの目的のためにあるのではありません。
↓
米TV政治再編〜自民党と共和党の違い
http://www.akashic-record.com/k/y2005/ustv.html
事実ではない場合、製作者と放送局の責任を
追求するべきです。また放送内容が事実で
あるかどうか(何が事実であるかを確定する
のは困難でもあるので、少なくとも、適正な
手続きを経て作成された放送であること)を、
スポンサーから独立した第三者がチェックする
仕組みを作るべきだと思います。
例えば、財務情報については、独立した
第三者である公認会計士による監査意見の
ついていないものは通常、信用されません。
それと同じように、テレビ局の少なくとも報道
番組については、スポンサーから独立した第
三者(番組監査人?)が放送法の3条の2に反して
いないかを監査して、監査意見書のようなものを
表明することはできないでしょうか。そして、
放送法の3条の2に違反した場合、番組制作者、
放送局、番組監査人に重い罰を与えるべきだと
考えます。番組監査人という制度は、突然には
無理なので放送法3条の4で設置が義務付けられて
いるが現状では、形骸化しているように思われる
"放送番組審議機関"の権限と責任を強化する
ことで対応できないでしょうか。