2006年11月30日

サンタの死

サンタクロースというと、ヨーロッパが本場と誤解している人も多いと思いますが、赤い服を着てトナカイにそりを引かせてクリスマスイブにプレゼントを配るサンタクロースは、アメリカの文化です。

ヨーロッパのドイツ語圏などでは、アメリカンサンタの「侵略」は年々進んでいるものの、サンタクロースの原型と言われる風習が根付いています。

オーストリア(オーストリー)では、12月6日の「聖ニコラウスの日」に、サンタのプレゼント配りに似た行事が行われます。

プレゼントを配るのは、司教服を着たニコラウス(ニコロ)で、ニコラウスは、クランプスと呼ばれる悪魔を従者として連れています。クランプスは、日本のなまはげみたいなもので、「臆病者は連れてっちゃうぞ!」とやって、勇気のあるいい子にお菓子をあげるというわけです。

nikolo.jpg
ニコロとクランプス

オーストリアの幼稚園では、12月6日なると、ニコラウスとクランプスが訪問して回るのが風物詩でした。

ところが、ウイーンの幼稚園では、ニコラウスとクランプスの訪問を、今年から禁止するそうです。<→独語記事>グレーテ・ラスカ教育局長(社民)によれば、その理由は、臆病者は罰せられるという感覚が、今の時代にふさわしくないこと。そして、子どもたちがニコラウスとクランプスを怖がるからだそうです。

本当にそれだけでしょうか?

ちなみに幼稚園の管理者は、「これなら、たくさんいるイスラム教徒の子どもの親たちも困りません」と述べています(ウイーンのイスラム教徒人口は40万人超)。

ヨーロッパはこのまま自然消滅するか、どこかでブチ切れるか、どちらかでしょうね。

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この記事へのコメント
姿かたちを変えた進歩主義は、いまだに根を張り多くの害悪をもたらしているようですね。
公正さを装った輪郭の解体は、必ず共産圏やアウシュビッツの一里塚となるのです。
日本でもこれと同様のことが行われ続けて久しく、歴史の意味が忘れ去られています。
郷に入っては郷にしたがうことを潔しとしないものは、結局我とわが身のみならず、周囲にも癒し難い傷を負わせるのです。
Posted by at 2006年11月30日 13:39
日本でもそーだけど、嘘つきや泥棒は神仏(または妖怪・地霊?)がちゃんと見てて天罰を下したり地獄に引きずり込んだりするって小さいうちに釘をさすのを止めたのは失敗だったね。
Posted by 幼児は一回びびらしとけと思う at 2006年11月30日 13:48
新参者への配慮?の為に、古来からの風習を取り止めるのは勘弁してほしい。
日本もジェンダーフリーだ何だとイカれた連中がのさばってますが、oribeさんの取り上げるこういった一連の記事を見ると、ヨーロッパの方がかなり重症なんですね。

オーストリアは恥ずかしながらトラップ一家やモーツァルト程度しか知りませんが、いつかはウィーンやザルツブルグをのんびり訪れてみたいだけに、こういった風潮に流れて行っているのは残念です。
Posted by 一鳳 at 2006年11月30日 15:58
最近じゃアメリカでも「クリスマス」は特定の宗教の物だからダメとかで、「ハッピーホリデー」などと言うそうですね。
もうね、アホかと・・・・
Posted by k.c at 2006年11月30日 16:48
こんなことじゃ、秋田のなまはげは禁止ですね。「悪い子はいねか〜」「親のゆうごと、聞かね子はおらんか〜」
Posted by PP at 2006年11月30日 16:53
意味が分からん
なんで無闇やたらに伝統を潰そうとするか!
Posted by at 2006年11月30日 18:24
櫻井よし子さんが確か以前「現在、世界で起きているのは移民ではなく単なる場所の移動である」と書かれていた記憶があるのですが、だとするなら社会は(弱い)腹を彼らに見せたところから食い破られていくでしょう。
そしてそれは欧州の階級社会においては国民と意識の乖離したエリート社会ほど進行します。

おそらくそれにぶちきれた国民が行動を起こしたとき、真の意味での「文明の衝突」がはじまるのでしょう。
Posted by ふとん at 2006年11月30日 20:04
平等、権利、自由、多様な文化をそれぞれ尊重したりすることによって、なにもしない、何も出来ないという方向に進みつつあるのはとても皮肉なことですね。
あるところまでいくと誰かがキレたりと極端なことが起こって強引にバランスを取り戻すのかもしれませんね。
Posted by とうふ at 2006年11月30日 20:23
アメリカサンタの侵略も進んでいるのかもしれませんが、クリスマスツリーは元々ドイツの風習じゃなかったでしたっけ。

日本もクリスマスは派手なパーティーをやるけど、きちんとした正月の支度をしない家庭が増えてきているようですね。
こうした文化の淘汰は昔からあったのだろうけど、情報と人の移動が激しくなるにつれ加速度を上げていくのは仕方ないのだろうか。
Posted by ラース at 2006年11月30日 20:43
 この世界的な潮流が、どのような集団のどんな意図によるものなのか。
 何か、姿を変えた全体主義が現代の世界を侵食しているようで、非常に危ない気がしてきます。

 この「やりすぎ」を止めようと声を上げる人間は居ないのでしょうか?
Posted by 「ど」の字 at 2006年11月30日 21:46
生物多様性ならぬ、文化多様性の保護が必要な時代ですかね…

とはいえ、もし仮に、こういう認識が広まると、今度はこれを食い物にする人々がでてくるんでしょうが。
Posted by MUTI at 2006年11月30日 22:13
単純な話なのですが,ではこのイスラム教徒とやら,キリスト教徒への「配慮」はあるのでしょうかね?
なければ,その反動はいずれ訪れます。

最も,ユダヤ・イスラム・キリスト教の内輪もめに終わりはないのでしょうが,ユダヤ・イスラムが折れたことないですね,そういや。柔軟になったキリスト教が食い物になってる,そういう気もします。

われわれ日本人が抱えている問題とは若干違うのかもしれませんが,対岸の火事と片付けるわけにもいきませんやね。
Posted by kon2 at 2006年11月30日 23:25
このなまはげみたいな異形の怪物って、キリスト教伝来以前からある土着の妖怪って感じだな。
違ってたらスマソ。なんか宗教以前の原初的な感情の産物に見える。現代の人間がイチャモン付けちゃ絶対いけない類の大切なものだと思う。
Posted by frd at 2006年11月30日 23:57
なんか泣けるね。
ナチスのような悲劇がまた起きそう。
次のターゲットはイスラム教徒か...
Posted by gen at 2006年12月01日 00:11
このブログでもオーストリアからオーストリーに表記変更したんですねw
Posted by at 2006年12月01日 00:42
土地の移動というより、郷に入っては郷に従わない外国人はハッキリ言って侵略者同然でしょう。侵略し、占領し、殖民地化する。規模がごくごく限られているし、血も流してないから例えが大げさ?
ものごと、なんでも最初は小さなことから始まるんですよ。火の粉がかかるまで気がつかないでは遅すぎます。日本でも、”移民ですらない外国人の侵略者”がいるでしょ。しかも彼らはすでにトロイの木馬から出てきて、日本を内部から食い荒らす寄生虫です。
ヨーロッパもすでにそうなりかかってるようですね。
Posted by at 2006年12月01日 01:07
上の方でおっしゃってる方がいますが
自然に違和感を覚えたなら、それは古代の
風習や神様かもしれませんね。フランスや
イギリス、そしてドイツはキリスト教化の
遅かった地域ですから色々なものに形を変え
生き残っているかもしれませんね。特に
祭りの形でケルトや古ゲルマンの習慣を残した
例は有名です、まあ、キリスト教自体も
ローマを飲み込んだ時にローマ流に変化してしまいましたし(クリスマスの日付とか日曜日が
休みとかは割りと有名)人々がただ黙って
やられっぱなしではなかったと考えると
少しニヤリとしてしまいますね(笑
Posted by おやじ at 2006年12月01日 02:31
また警報出してくれませんか?

【日韓独】「日本軍が慰安婦20万人を強制連行」とする本がドイツで出版される。西野瑠美子さんらも執筆
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1164905904/l50
Posted by おっす at 2006年12月01日 05:23
クランプスの昔からある仮装と「勇気の無いこは・・」が気に入らないのです。その国の伝統行事や古くからの習俗を廃止して、「勇気など持たせない」それは「正義を主張しない」と言う生暖かい仲良しごっこが子供らしくて良いと思わせる陰謀です。善悪。正邪のはっきりしない曖昧模糊とした馴れ合い、癒し系を日常生活習慣にすると、今の日本の状態が出来上がる。拉致、詐欺被害、麻薬汚染、偽札、収賄、税金逃れ、あらゆる特権階級がのさばり、治外法権の租界から「外国人にも選挙を与えよ」と連呼して、何時の間にか 国の主人が入れ替わり、乗っ取られ植民地になります。
Posted by ようちゃん at 2006年12月01日 08:01
St Nick hasn't been nixed this Xmas, Vienna insists
http://news.yahoo.com/s/nm/20061130/od_uk_nm/oukoe_uk_austria_christmas

Through her spokeswoman, Laska denied speculation in Austrian media that the reported clampdown on St Nicholas was an act of "political correctness" to avoid offending the increasing number of Muslim immigrant children in Austrian schools.

どっちなんでしょうね。オーストリーにも捏造メディアがいるんでしょうか。
Posted by 果科 at 2006年12月01日 09:34
日本でも昔話を改変し、悪役が死なずに最後はみんなで仲良く暮らしました、とした絵本が出回っていますが、海外でもあるんですね・・・
なぜ子供を恐がらせるのがそんなに悪いのか分かりませんが、死生観の変化などもあるのでしょうか。

日本のようにほとんどの人が無宗教な国ならともかく、オーストリアのような国であっさりこんな事が起きるような状態になっているんですね。
Posted by もんしろ at 2006年12月01日 10:07
そういえばラジオで聞いたんだけど、アメリカじゃショッピングセンター等公共の場所で、クリスマスソングを流せなくなってきた傾向があるようです。
特定宗教の方たちが「俺たちには関係ない」とクレームをつけてるらしく。
そのくせ、自分たちのお祈りの時間は絶対に邪魔させないダブスタ。
Posted by OKDY at 2006年12月01日 11:14
ユングはナチスをヴォータン(オーディン)の復活と言ったそうですが
日本ならさしずめスサノヲでしょうか。
昔からある伝統や文化を甘く見るとろくなことにならないと思うです。
Posted by at 2006年12月01日 11:55
チーとおもったんで、教えてほしいんだけど、イスラム教って男女平等の考えってあるの?どこぞの国のように男女共同参画事業のようなバカなことを推進する考えがあるの。
もしそうじゃなかったら、誰かそのことを非難している人がいるの?
またイスラム教の考えでは、イスラム教以外の宗教的なまたは宗教に端を発すると思われる行事をどう思っているの。
あんまりクリスマスには関係ないけど…
Posted by つれづれ at 2006年12月01日 12:48
怖がらせるくらいで臆病が直るなら儲けもんだと思います。
伝統を否定することが進歩的だと思う人たちには付いて行けません。
イスラム教徒の人たちって、その国の伝統や文化にどんな認識を持ってるんでしょうね。こんなこと続けてたら実質的に文化の破壊工作者になっちゃいます。
Posted by P at 2006年12月01日 12:50
折角の伝統文化を禁止してしまうのか。勿体無いなぁ。資源のない日本は世界の失われつつある伝統文化を保護して、日本の資源にするのもいいかもしれませんね。日本の文化とごった煮にならないように配慮しつつ。

近代化の弊害は、言い伝えや迷信などに込められていた意味(教訓など)を人々が喪失してしまったことなのかも。

以前、N○Kで木こりに憑く妖怪の話をしていたけど、あれは山では急に(疲労から?)身体が重くなって動けなくなることがあり、その状態をその妖怪に憑かれるというのだとか。

だから、今でもその地域の木こりの人はそのような状態になったときのことを考えて、昼飯のお茶や弁当を必ず残して家に帰るらしいです。(水や食べ物がなかったら身動きの取れないまま餓死するしかないですし、昔は遭難してもすぐに山狩りが行われて発見されるとは限らなかったでしょうから)

Posted by J at 2006年12月01日 13:52
サンタの赤と白の服は、コカコーラのラベルが元だと聞いてますが。ちなみに日本の幼稚園では、ハロウイーンのお祭りをしているようです。なにがなんだか。。。。
クリスマスそのものも元々はミトラ教の冬至のお祭りなんですよね。ローマでキリスト教が国教化された時、帝国に根付きやすいようにそれまでのミトラ教のお祭り日をそのままイエスさまのお誕生ににしちゃっただけ。そう思えば、キリスト教そのものも習合化されたミトラ教とも言えます。
Posted by 紅りんご at 2006年12月02日 01:15
>つれづれさんへ
>イスラム教って男女平等の考えってあるの?
えぇ。一応あります。ただし、
「男女の役割分担を認めた上での男女平等」
と言う考えです。(もっとも、これがあるべき姿のような気がしますよ。少なくとも自分はね。)
海外では、右派のフェミニズムによって、紹介されているそうです。
>イスラム教以外の宗教的なまたは宗教に端を発すると思われる行事をどう思っているの。
こっちは解らぬ。
Posted by X−4+ at 2006年12月02日 10:46
近い将来、キリスト教の行事は×だがイスラム教の行事は○なんて事になるかもな。
日本の卒業式には、日本国旗は×で韓国国旗は○だそうですから(w
Posted by ゴナ at 2006年12月02日 15:24
>X−4+さんへ
イスラムには基本的に男女平等の思想はありません。
コーランにも以下のように明記されてます。

4-34. 男は女の擁護者(家長)である。それはアッラーが,一方を他よりも強くなされ,かれらが自分の財産から(扶養するため),経費を出すためである。それで貞節な女は従順に,アッラーの守護の下に(夫の)不在中を守る。あなたがたが,不忠実,不行跡の心配のある女たちには諭し,それでもだめならこれを臥所に置き去りにし,それでも効きめがなければこれを打て。
それで言うことを聞くようならばかの女に対して(それ以上の)ことをしてはならない。本当にアッラーは極めて高く偉大であられる。

つまり、不従順な妻への折檻も認めてます。ただ、7世紀に起きた宗教なので、これは仕方ありませんが。

また、一神教のイスラム(キリストも基本的には同じでしょうが)が他宗教の行事など、本音では尊重する精神はありません。
特に多神教は邪教に過ぎませんから。
Posted by mugi at 2006年12月03日 16:42
鳴ける
Posted by Rマン at 2006年12月03日 16:57
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081165023602.html
との報道がある一方で
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081164946955.html
スペインでも似たような話が。
宗教行事自粛の意図がどこにあるにせよ、欧州各地が相互不信の泥沼に陥ってるようです。
http://ukmedia.exblog.jp/5066509/
Posted by jil at 2006年12月04日 00:28
なんだか誤報、というか飛ばし記事だったようですよ。
ウィーン市が否定コメント出してます。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081165023602.html
Posted by haru at 2006年12月04日 10:17
この「誤報」は火のない所に立った煙なのでしょうか?

まあ何であれ、第二次パリ暴動が起これば、同じことですが。
Posted by Aru Oyazi at 2006年12月05日 21:18
私はドイツのデュッセルに住んでいますが、本当にイスラム圏の方達が多いですね〜。(ここは日本人も多いですけど、比じゃないです。一度ふと交差点にとまったとき7人くらい人がいたけれど、全員彼らだったときがあり、ここはドイツだっけ?と思ったことアリ)
まだ彼達相手に嫌な思いしかしたことがありません。すべての嫌な出来事の根源にあるものは、ジェラスにあると感じでいます。(対日本人として)
一家族の子供の数は4人とか5人とかの彼ら。
これからも数はもっともっと膨らんでいくことでしょう。ちょっと・・・将来永住するかもしれないと考えると・・・・泣きそうです。
Posted by Hana at 2007年02月28日 16:41
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