2005年07月30日

ダライ・ラマと話し合いなさい

今週、ダライ・ラマ14世がドイツを訪問しました。ドイツのヘッセン州が主宰する、ヘッセン平和賞を受賞するためです。

ダライ・ラマ法王といえば、今年4月に日本を訪問しました。中国は訪問を許可するなと圧力をかけてきたのですが、日本政府は政治活動ではないという理由で押し通して訪問を許可。おかげで、腫れ物に触るような地味な訪問になりました。しかし、それでもミドル・キングダムのご機嫌を損ねたようで、その後の反日デモのひとつの要因になったと言われています。

現在のドイツは、このブログで何度か指摘しているように、中国と戦略的パートナーシップを結んでいる社民党、シュレーダー政権の国です。シュレーダーは、中国とのビジネス取り引きをすべてに優先させる男ですので、当然ダライ・ラマの訪独には反対です。しかし、連邦制のドイツでは州政府の権限が強く、連邦政府といえども手を出せません。

ヘッセン州のローラント・コッホ首相は、保守であるCDU(キリスト教民主同盟)に所属し、「ドイツ一のダライ・ラマの友人」を自認する人です。どれくらいダライ・ラマに心酔しているかというと、シュレーダー政権と中共が頬ずりしている最中にインドを訪問し、チベット亡命政権のあるダラムサラに行きたいと言い出して、中国を激怒させたほどです。

9月に行われる選挙でCDUを軸とする保守政権が誕生すれば、チベット問題に対するドイツ連邦のスタンスは、コッホ首相のスタンスに近づきます。次期首相候補のメルケル党首は、すでに度々、人権問題を棚上げにして中国と付き合うことはないと明言しています。中共は、西欧における「中国の友人」をまた一人失うことになります。

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それはともかく、そんなコッホ首相の肝いりで実現した今回の訪独は、実に華やかでした。2日間の滞在はイベントでぎっしり。7月6日に70歳になった法王の誕生式典を兼ねて行われた集会には2万人が集まりました。ダライ・ラマがノーベル平和賞を受賞した1989年の訪欧をも凌ぐ盛り上がりで、常に笑顔を絶やさない法王も、ドイツを離れる時には少し寂しそうな表情を見せたそうです。

日本とチベットは、中華の周縁に位置するという意味で立場は同じなのですから、共感し合えることは多いはずです。しかし日本は、これまで何度も日本を訪れている法王に、別れ際に切なくなるような歓迎をしたことがあるでしょうか?




そんなわけですから、4月の訪日とは違い、今回の訪独では政治的発言も全く問題なしでした。

中共の侵略で、1959年にインドに亡命したダライ・ラマは、その後一貫して対話によるチベット問題の解決を訴えて、非暴力を貫いています。Die Welt 紙は、そんな法王に厳しい質問を浴びせました

Q:もう半世紀近く、中国の蛮行に対して非暴力の手段で戦っていますが、ここまでうまく行っていません。非暴力政策は失敗ではないですか?

ダライ・ラマ:とんでもない!非暴力の態度により、3つの効果が出ています。ひとつめは、もしチベット人が暴力で反抗すれば、中国政府の抑圧はさらに強まること。ふたつめは、中国の若者と民主化運動の中に、私の非暴力主義に共鳴する人々が増えてきていること。みっつめは、中国で宗教の復活が見られることです。多くの中国人がキリスト教や仏教、チベット仏教にも興味を持ち始めています。

Q:非暴力政策をとる根本的な理由はなんですか?

ダライ・ラマ:単純です。非暴力のやり方の方が、力に訴えるより現実的だからです。力より対話の方がいいんです。私が暴力に訴えたら、ノーベル平和賞を返上しなきゃなりません。そうなったら困るでしょ?(長く大笑い)

Q:しかし、若いチベット人の中には、アメリカを力で追い出したベトナムを見習おうという声も聞かれます。あなたの辛抱強い政策に不満を持つ人たちをどう思いますか?

ダライ・ラマ:若者だけでなく、歳を取ったチベット人たちの中にも、力による解決を訴える人たちが増えています。しかし今のところ、私はそうした動きを抑えることに成功しています。非暴力は、私が自分に立てた誓いなのです。私が生きている限り、それは変わりません。しかし将来どうなるかはわかりません。残念ながらここまで結果は出ていませんが、3年前から、私の代理が北京で協議を続けています。


非暴力を貫くダライ・ラマは、愛と平和の使者として、西欧では大人気です。特に女性受けは抜群で、ドイツで行われた誕生式典に集まった2万人のうち7割は女性だったといいます。

しかしダライ・ラマは、観念的な非暴力主義者、平和主義者ではありません。今回のドイツ訪問では、テロに対する力の行使を容認するような発言をしています。

テロリストには、非暴力だけでは対抗できません。しかし、長期的に見れば、力による対抗措置は、根本的な解決策ではありません。「精神的対話」だけが効果的です。


ぼくはダライ・ラマの思想について深く知りませんが、言葉の端々から感じるのは、彼は理想主義者である前に、徹底した現実主義者だということです。

中国の圧倒的な力の前には、チベットはあまりに無力です。武装蜂起すれば、さらに数十万人のチベット人が命を落とすことになります。そして今や、チベットの都市部で暮らす住民の3分の2が漢人だという現実を覆すのは不可能です。

だからダライ・ラマは、チベットの独立ではなく、香港のような1国2制度における高度な自治を求め、漢人との共存を訴えているのだと思います。




さて、今回の訪独で大きなイベントのひとつは、ダライ・ラマの「先生」との再会でした。映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」をご覧になったことのある方は多いと思いますが、映画の中でブラッド・ピットが演じた、オーストリア人登山家、ハインリヒ・ハラー氏と再会したのです。

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イギリスの捕虜収容所を脱出してチベットに辿り着き、1946年から1951年まで、少年時代の法王の教師を務めたハラー氏は、ダライ・ラマに初めて西欧の文化を伝えた人物です。

少年時代のダライ・ラマにもらった「長生きの人形」を今も大事に持っているハラー氏は、93歳の高齢にもかかわらず、60歳台かと見紛うほどの若さだといいます。

外国のことなど何も知らなかった少年が世界中の人々から慕われる存在になり、2人の交流はハリウッド映画になり、チベットで別れた半世紀後にヨーロッパで元気に出会うなんて、目が回りそうな感慨を受けます。

ダライ・ラマ法王が、80歳の誕生日をラサで迎えられることを願っています。日本の政治家に、そのために汗を流せとは言いません。しかし、ダライ・ラマは、極めて控えめに、自分の故郷で漢人と共存することを求めているだけなのですから、せめて、「ひとつの中国政策を支持します」と同じくらいの回数、「ダライ・ラマと話し合いなさい」と中国に忠告するのが、人の道だと思います。善隣友好や平和を訴える政治家ならなおさらです。



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この記事へのコメント
私も日本のホテルでお見かけした事があります。気さくなかたで、目の前で手を合わすと微笑みかけて軽くお話してくれました。彼も目は少年の様だったのを覚えています。中国移民達は決まってチベットは3000年前から中国の物と言います。しかし、その象徴であるエベレストは、現在私が住むNZの人が世界初登頂に成功したため、生活する中国人に対して再教育を促し、彼等自信の侵略の歴史を見直させています。日本にいる中国人にも同じ事が言えるのではないでしょうか。私はチベットの平和な独立を願ってます。
Posted by NZ life at 2005年07月30日 20:05
私も次のドイツ総選挙の結果に大いに関心を寄せている者の1人ですが、
取り急ぎコメントします。ヘッセン州の公式サイトで、ダライ・ラマ氏の公式
訪問の様子を大々的にアナウンスしています。
http://www.hessen.de/stk/

ところでエントリーの内容とは脱線します。日本では、
ドイツの州行政府の長のことを“州首相”とし、アメリカの州行政府の長のことを
“州知事”とすることが慣用になっていますが、この訳語の違いは何に帰因する
のだろうと以前から感じていました。

というのも権限の大きさという点で、アメリカの“州知事”もドイツの“州首相”も
大きな差異はないというのが私の認識だからです。

いまヘッセン州公式サイトを見てわかりました。ドイツでは“Minister President”が
正式名称なのですね。それで訳語として“州首相”をあてているということです。

アメリカでの正式名称が“Governor”なのは、植民地時代の「総督」に由来す
るのは確かだろうと思い、英英辞典で調べると次のような説明がありましたので、
脱線ついでに抜粋して転記します。
===============
アメリカ独立は英国の多くのものを廃止したが、英国の重要な政治用語を破棄
することには関心を置かなかった。 …… 植民地時代、英国総督 (royal governor) は
とても不人気であったが、そうではあっても、この用語が独立戦争後も切り落とされる
ことはなかった。実際、合衆国成立時に州の行政府の長を示すものとして使われた。
Posted by JUan at 2005年07月30日 21:14
彼は平和主義的現実主義者だが空想平和主義の範疇を出ない。それがチベットの命取りになった。中国は超現実主義者だ。過激すぎるほどにマキャベリストだ。チベットはカモだ。空想平和主義者は敗北主義を平和主義と言い換える。吐き気をもよおす欺瞞。完全なる暴力の勝利。

ダライラマは仏教的観念に囚われている。暴力非暴力あるいは戦争平和という二元論でもってチベット問題を考えている。それは致命的な間違いだ。

確かに武力でもってチベットを解放することは無理だろう。だからといって話し合いで解決しようとは…。あきれてしまう。ではどうすればよいのか?絶望することなかれ。光明は情報戦である。インターネットが光明である。情報戦は暴力を伴わない、戦いである。非暴力抵抗運動である。それは空想平和主義を平和的現実主義に押し上げる。ダライラマがこのことに気づかなかったことはチベット最大の不幸といえる。

戦争の勝敗は情報戦の段階でほぼ決まっている。大東亜戦争しかり、戦後日本しかりである。

ダライラマは中国など徹底的に無視し、国際社会に向けて訴えるべきである。
「チベットは滅亡した」と…。

???

そうだチベットは滅亡したのだ。認めようではないか!それが現実だ。今のチベットに残された道は民主化とこれ以上の民族浄化を防ぐことぐらいだ。また独立しないかわりに中国にインド領チベットの侵略を諦めさせることだ。

チベットは滅亡したという言葉はつまりチベットは独立しないという宣言である。しかしそこには滅ぼされたというニュアンスがある。だが直接滅ぼされたと言っているのではないので、中国としては独立しないと言っている以上、反発できない。これは戦略的敗北宣言なのだ。

この言葉は世界人類に特に中国人民の心に痛みをもたらすだろう。過激でも現実は、現実を平和主義的観念のフィルターを通さずに見つめることは、真に心に迫る。
Posted by 蔵信芳樹 at 2005年07月30日 21:40
蔵信さんへ:
ダライラマは活動家ですよ。寺院にこもって瞑想しているだけの、受動的な僧ではありません。世界中を訪ね廻り、政治家やジャーナリストと話し合い、民衆に語ってまわる。これほど自分を広告塔にして、チベットのための情報戦をやってる人はいないと思いますけど。。。?
Posted by メロ at 2005年07月30日 22:33
中共は、彼の死を待っているのかもしれません。
チベット独立過激派は、彼の死を契機に爆発するかもしれません。
そうなると、多くの血が流れます。
彼の生あるうちの解決を願います。
Posted by aki at 2005年07月30日 23:34
ダライ・ラマ師と中共の間には、とてつもないインテリジェンスの断層があると感じています。戦略的に云々という議論は当然あると思いますが、私にはそのような論調で師の決意を批判する確信が持てません。まあ、私の体の幾分かは仏教徒、ということなんでしょうね。
個人的な意見でした。

oribeさんのブログを読み出してから、ドイツの総選挙には注目しております。
Posted by コウ at 2005年07月31日 00:11
そういうのは情報戦の内に入りません。そもそも彼の主張は非現実的な内容です。広めることじたいがマイナスです。

僕が言うところの情報戦とは平和思想を広めることではなく、中国の横暴を暴くような映像とかをばら撒くとかそういうことです。

勝てないのなら負けを認めてもいい。だけど悔しさをもってそうしたい。仏教思想だからといって否定的な感情を否定し、敗北を平和などとは言ってもらっては困るのです。
Posted by 蔵信芳樹 at 2005年07月31日 00:43
>蔵信芳樹さま
>彼は平和主義的現実主義者だが空想平和主義の範疇を出ない。
>そもそも彼の主張は非現実的な内容です。

横から失礼します。
蔵信さんは、畢竟、自己陶酔型の見解を展開しているに過ぎないと思いますよ・・
チベットの数千の寺院のほとんどを破壊し尽くし、何千年もの文化であるチベット仏教の宝庫を壊滅させながら、「解放」とうそぶく中国独裁政権の横暴の立ち向かうダライ・ラマ法王に、貴方は、・・・すべきだったなどとほざくのですか?
身のほど知らずも、ここに極まる所業だと思いますよ・・・
Posted by ん・・ン・・? at 2005年07月31日 01:21
感動した。
著者のブログを毎日見ている。
応援している。頑張ってください。
Posted by ぽんた at 2005年07月31日 01:27
中国共産党はパンチェン・ラマ11世を投獄しており、今現在その生死は不明です。
ダライ・ラマ14世の後継者を決める重要な職務をお持ちの方ですから、チベット人の心に深い影を落としているのは間違いないでしょう。

チベット亡命政府は情報戦に手を抜いているわけではありません。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所http://www.tibethouse.jp/home.html
Posted by 鈴之介 at 2005年07月31日 01:35
ダライラマの中国への提案は空想平和主義そのものですよ。それは中国に反発する日本人がもっとも嫌うものなんです。ダライラマを応援する日本人は反中です。親チベット日本人とダライラマの間には埋められない溝がある。僕にはこの矛盾を無視することは出来ません。

また彼を応援する日本人はチベットの独立を望んでいますが、ダライラマはそのように考えてはいません。ここにもズレがある。

僕は何もダライラマが嫌いだとか言っているのではないのです。彼の人格を否定するつもりはありません。戦略の欠如を嘆いているだけなのです。
Posted by 蔵信芳樹 at 2005年07月31日 02:08
僕は生意気を言っていましたね。
ごめんなさい。失礼しました。
Posted by 蔵信芳樹 at 2005年07月31日 02:28
うーん、案の定というか予想通りというか
ラマ氏の運動方針に懐疑的な人が多い・・・
ネオコンだけどスピリチュアルにも没頭している私から見れば、実に合理的で理性的な戦いをしている人だと思います。
(スピリチュアルがハナから信じられない方は無視して下さって構いません)

非暴力不服従は「敗者の言い訳」ではないのです。
そして、目先の結果を出すことだけが戦略ではありません。
恐らくラマ氏は100年でも200年でも戦い続ける決意でいるでしょう。いつになるかは分からないけど、間違いなく勝利を収めるはずです。

せっかくなんでこれ貼っておきます。
きっとラマ氏もこの言葉を胸に戦っているはずです。

******
〜あなたがたにも肝に命じていただきたい教訓があります。真理のために戦う者は、最後は必ず勝利を収めるということです。
一時的に抑えることはできます。邪魔することもできます。進行を遅らせることもできます。
しかし真理を永遠に破壊したり、あるべき場所に落ち着くことを阻止し続けることは誰にもできません。
Posted by 一筆書き at 2005年07月31日 07:14
>しかし真理を永遠に破壊したり、あるべき場所に落ち着くことを阻止し続けることは誰にもできません。

なるほどなあ。
Posted by nezumi at 2005年07月31日 08:50
横から失礼します。
何時、何を、どのような形で、などを定義しない限り戦略的な勝利や敗北などということは不可能です。
戦術はその場のものですから、あれこれ言えますが、戦略は本人から聞かない限り推測の域を出ないのです。で、私の推測ですが、”期限は限らず、チベットの主権回復を、チベット人の手で、成し遂げる”ことが戦略目標です。チベット人の定義はチベット仏教に帰依するか、共感する人々だと”推測”します。
私はダライラマ猊下の勝利を信じています。
何故ならば、彼はチベットを蹂躙している中国に対してどう思うか?との質問に「私は彼らにあわれみを感じる」といいました。
この巨大な精神に敵すものなどない。
以上、お目汚しでした。
Posted by arere at 2005年07月31日 08:57
チベットは最終的に共産党支配体制が崩壊したのち、民主的に選挙が行われ、正式に中国の一部になると思います。

数の上では既に漢民族はチベット人を上回っており、また追い出すには数が多すぎるため、チベット側が妥協せざるを得ない状況です。そして民主的に選挙でもって独立を否決したのならば第三者は文句のつけようがありません。『中華連邦チベット自治共和国』が限界ではないでしょうか?

チベット人の定義が見直され、遺伝子的にチベット人でなくとも、またチベット語を話せなくても、チベット仏教に帰依していて、旧チベット領土で生まれ育った者はチベット人と見なすというようなことになると思います。文化の維持が困難なのと、チベット内の漢民族との融和を図るために。

中国人はその全ての悪行を共産党に擦り付けて、どんな罪悪感を抱くこともないでしょう。かくしてチベットは民主主義中国の一員として自由を得るのです。血統・文化・主権を犠牲にして…。

おそらくそうなったとき、世間はついにダライラマの悲願がかなった、チベットは勝利したというのだと思います。

しかし僕はそれを逆に中国の勝利だと捉えます。なぜなら結局チベットは国家的に民族的に言語的に滅んだのであり、中国はチベットを合法的に得たわけですから。

『独立主権国家チベット』
完全勝利!理想!だが可能性は限りなく0%

『中華連合チベット共和国』
勝利!現在のEUのような経済的文化的な共栄圏。国家主権を保ったままの穏やかな連合。日本の右派が夢想する未来。多少可能性はある。

『中華連邦チベット自治共和国』
痛みわけ。可能性はフィフティーフィフティーってところか。

『民主中国チベット省』
敗北。もっとも可能性が高い未来ではなかろうか。
Posted by 蔵信芳樹 at 2005年07月31日 10:06
日本人はチベットやウイグルが中国にどんな目にあっつてるのか知ってほしい。テレビでは中国の一部だと旅番組でチベットを紹介しているのには腹が立った。リチャード、ギアが日本でチベットを救って欲しいみたいな事記者の前で言ったらしいけど、マスコミは報道しなかったみたいね。
Posted by 京一 at 2005年07月31日 10:48
 皆さん中国がこのままの状態でずっと続くとでもおもっておられるのでしょうか?
 自分は到底このままの状態が続くとは思えません。
 官の腐敗、軍の軍閥化、貧富の両極化、農民暴動の頻発、政府当局の統制力の低下、歴史を鑑みれば国家崩壊へのカウントダウンが聞こえてきています。
 近い将来中国がいくつかの地域に分裂する可能性は棄てきれません。そしてそうなれば混乱期には各地域への統制力の低下やお荷物になる貧困地域の切捨てが考えられます。そしてチベットは現在経済的には中国のお荷物であり現在の占領は共産党政府の領土的野心と共産主義国家の国是を守っているにしか過ぎません。
 そして、中国人は利を見るのに敏感であり。チベットに大量の中国人がいるのは現在チベットから搾取ができるからであり、チベットに利益がなくなればそこから去っていくでしょう。またチベットが主権を回復すれば報復を恐れて大量に逃げ出す可能性は十分に有ります。もちろん、チベット人が安易にそのような事をするとは思えませんが、チベットにいる中国人のなかに後ろ暗くない連中がどのくらいいるのかわかりませんし、おそらく、相当少ないでしょう。そういう連中は我先にと逃げ出すはずです。
 十分ダライ・ラマ氏の望みがはたされる可能性は有ると自分には思えます。
 
Posted by チッパ at 2005年07月31日 12:08
ダライラマの件でも、マスコミは中国贔屓で情けなくなります。

http://tsudukukana.blog18.fc2.com/

全然改革でなく、中国側が胸三寸になれる余地ができただけです。
最近、中国の人民元問題でマスコミは、改革、柔軟な姿勢と流して
いますが、このブログを読んで唖然としました。
あの国は政府を批判するマスコミはいなく、日本のマスコミは応援
団なので、やりたい放題です。
Posted by erio at 2005年07月31日 13:13
祖国を完全に失い、祖国の独立を短時間で達成する事が不可能ならば、まずは中共支配下での民族のサバイバルが必須条件。
そのためには、中共が強引な手法でチベットを圧殺しようと試みたら、即座に有力国が非難の声を上げるような状況を作り出すのが最も都合が良い。
中共が国際的なヒールになった時、チベット問題もついでに取り上げてもらえるから。

その意味で、日米欧で支持を広げるダライラマ氏の戦略は成功している。
民族アイデンティティさえ生き残れるならば、ポーランドがかつてそうだったように、何百年かかろうが祖国を復興できる。

宗教を認めぬ暴虐の国と比較した時にこそ、ダライラマの戦略は生きてくる。
よって、ダライラマ法王は、誹謗合戦などに関わるべきではない。彼の戦略的役割はチベット民族およびチベット仏教に対するイメージアップであり、中共のイメージを悪くする事ではないからだ。

それと、いきなり核攻撃でもされない限りは中国軍の攻撃に対処する事が可能な日本国と、既に国を失って久しいチベットは事情が異なる故に全く同一の戦略は取れない。
しかし、敵を同じくする人間に優しくしてやる事くらいはできる。

ブログ主の言うとおり、日本はチベットにとても冷たいと思う。
Posted by 永遠の誰か at 2005年07月31日 16:35
かって14世ダライ・ラマ法王と5回にわたって親しく会見する機会を得た山際素男氏は、著書「チベットのこころ(三一書房、1994)」の中で、
「毛沢東という人物の謎は、スターリンと同様に、遠からず中国政権崩壊の暁に明らかにされてくるだろうが、いましばらくは、権力の闇の中に隠蔽され、神話化によって利用され続けるだろう」
と述べている。あれからすでに10数年の歳月が経ってしまったが、最近になって山際氏の予言が現実化するかもしれない動きが見られる。それは、毛沢東体制下での中国の圧政を告発する動きであり、
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d16583.html
さらにチベット侵略と大量殺戮に関する中国独裁政権要人の責任追及の国際的な動きである。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d32334.html
「虚言と欺瞞」を常套手段とする史上最悪の共産党独裁政権によって蹂躙された周辺国はチベットに限らない。しかし、1945年の中国の侵攻以来、ダライ・ラマ法王は、過酷な歴史に翻弄されてきた600万チベット国民にとって生きることへのよすがと言える。チベットは軍事国家でもなければ、中国と軍事的に対立していたわけでもない、一方的な侵略であり、中国人をチベットに大量に送り込み、チベット人を少数民族化し、中国人の海に埋没させんとする植民地政策の強行である。7000万といわれる自国民の殺戮を、愛国無罪とばかりにダンマリをきめ、チベット侵攻で100万余を殺戮しながら、70年前にあったとするいわゆる「南京大虐殺」の犠牲者を30万と政治的数字をでっち上げて、日本には「歴史認識で反省がない!」と、恫喝を繰り返す中国、このような史上最悪の独裁政権が、単に存在するのみならず、国連・常任理事国であること自体が信じ難いことである。その中国にも、かってチベット政策は間違いだったと、はっきり認めた指導者がいたという。故胡耀邦総書記である。1980年5月、総書記として首都ラサを訪問した際、胡耀邦は、過去の過ちを或る点で認め、謝罪し、漢民族の85パーセントは引き上げるとも約束したという。胡耀邦は、思想解放、改革推進を掲げたが、その後、失脚している。中国では、天安門事件で失脚した胡耀邦の後継者趙紫陽などいい例であるが、謝罪するような人間は指導者としては生き残れないのだろう・・・70年前のでっち上げ事件でも日本には繰り返し謝罪を求めるが、自らは国際法違反でも断固謝罪しない中国共産党独裁政権、このような国家に翻弄された周辺小国の悲哀には同情を禁じえない、しかし山際氏が出会った亡命チベット人の多くは、中国のそのうす汚さを大きな慈悲でくるんで許しているという、「中国人たちが不憫だ!」と・・・仏教王国チベットの再生を祈らずにはいられない。
Posted by 隣国を心配す at 2005年07月31日 16:42
いつも楽しみに拝見しております。
私は「得する情報」や「面白い情報」などを
集め、公開しています。

多くの方からなの情報や相互リンクをお待ちしております。

ご覧頂ければ、きっとあなた様にも役立つ情報を
得ることが出来るはずです。

情報公開広場
http://www.sss-japan.co.jp/%7Eservicemaster/
Posted by 情報公開広場 at 2005年07月31日 17:40
 チベット独立は可能か、国際社会が掩護射撃できる
か、と問われれば、難しいというのが現実でしょう。
 しかし、全く不可能と思われていた事が実現する
事もないでもありません。
 ベトナムがアメリカをやっつけたり、日本がロシア
を撃退したり、その他。

 インドの非暴力不服従についていろいろな評価が
ありますが、一歩引いた視点から見れば、インドに
とって好都合な国際社会の流れがインドを後押しした
と考えるのが現実的でしょう。

 そう考えると、チベットは帆が風をはらむのを、
じっと待つ事、今を生き残ること、でしょうね。
 今、芽があるとすれば、中央アジアの上海6? と
アメリカの綱引きでしょうか。
Posted by kyouji at 2005年07月31日 17:54
ダライ・ラマは案外現実主義者で、技術力も経済力も無いチベットが急に独立しても、貧困にあえぐだけなのを知っているのかも知れません。
幸い中国のおかげ(?)で経済的な豊かさは増したはずです。経済的に豊かになれば、危険を冒してまでも独立したいという気持ちは、次第に希薄になってくるのではないでしょうか?現在中国政府の(捏造)歴史教育を受けている若いチベット人の中で、熱烈に独立を志向する者がどれくらいいるでしょうか?日々押し寄せる漢民族と共産党式の教育の成果がチベットの若者に及ぼす影響は大きいと思います。
ある程度豊かになって力をつけてからいざ独立、という時には、チベットは漢民族にすっかり占領されてしまい、仮に人民投票を行っても独立することは難しいでしょう。
チベットは独立の時期を逸してしまったのではないだろうか?と思えてなりません。
ただし、中国がある程度民主化した場合は、国際社会の手前無理な弾圧もできないので、高度な自治ぐらいは獲得できるのではないでしょうか?
Posted by tenkaku at 2005年07月31日 18:33
理想主義者であり、現実主義者であり、根本的には非暴力が大切だが、テロには、非暴力では駄目だという・・・とてもわかりにくい方ですねぇ。
勉強になりました。ありがとうございます。
Posted by bunin at 2005年08月01日 10:38
ダライ・ラマはすでに「自治権を確立してもらえれば、中国の一部として存在してもよい」と譲歩したそうです。
http://www.cafeglobe.com/news/sakurai/sy00321.html

しかし中国側の態度は

>しかし、「台湾のことは台湾の国民の主張に従うべきであって、よその国のことに何か言うことはできない」と(ダライ・ラマは)答えました。江沢民からは、それきり返事はありませんでした。現在、中国政府は「ダライ・ラマは分断主義者である」といった批判を展開しています。

というものでした。

中共がチベットに対して何か譲歩する、台湾を別の国と認識する人物と話し合う、という事は、中華人民共和国の崩壊に繋がる可能性があると危惧しているのではないでしょうか。
Posted by ジン at 2005年08月01日 11:07
中共に対する日本のメディアのヘタレぶりはことにチベット、台湾問題で顕著になりますね。

リチャード・ギアが来日して「中国への武器輸出に反対」と訴えた時も、コメンテーターが「チベットの問題とかありますから・・・」とつぶやくのがせいいっぱい。
李登輝元総統の来日時も、日中関係に波風立てる邪魔者扱い。
中国に恫喝されているのは日本だけではありませんが。

中国が嫌われる七つの理由
http://www.geocities.jp/taiwan_assoc/bs01x25.html

 たとえば、旧西ドイツやデンマークなどでチベットの人権侵害問題をとりあげる議会に圧力をかけ、決議をしたら報復すると恫喝した。また江沢民主席はかつてスイスでデモ隊に遭遇したときに、迎えに出たスイスの首相に対し、自国の管理もできないのかなどと、いちじるしく礼を失する発言をしたことがある。アメリカに対しでも同様の干渉を加える。李登輝が総統の座にあったとき、卒業したコーネル大学の訪問のために訪米を申し入れたことがあった。アメリカの上下両院が李氏の訪米を受け入れる決定をしたにもかかわらず、中国はこの決議に関しても「誤った決議」だとして反省を求めたのである。


Posted by ジン at 2005年08月01日 11:33
独立阻止の為に”商を以って政を囲む”というやり方は、はっきり言ってかなり効果的だと思うのです。
チベットもそうでしょうが、台湾に対しても、ある程度の効果を発揮するものと思われます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000314-yom-int
[台湾産果物ゼロ関税]
台湾政府は焦っているようですが、農業関係者は歓迎している様子です。
今の時代、経済を損ねてまで独立したがる骨のある人間がいった何人いるでしょうか?
Posted by tenkaku at 2005年08月01日 14:28
ヤフオクで人気の情報や、未流出の情報・無料ブログ素材、
面白い情報や裏芸能・裏国際情報などを集めて公開しています。
サイドビジネスに限定しない様々な情報を募集しています。
掲載は私の判断で公開にふさわしいものに限定します。
相互リンクも現在、募集中です。
きっとあなたの必要な情報にたどり着くはずです。

情報公開広場
http://www.sss-japan.co.jp/%7Eservicemaster/
Posted by 情報公開広場 at 2005年08月01日 14:53
日高義樹の本とか読むと、中国には日・米・台の資本が大量に入っているから、台湾問題で米中が対決する事はないという説がありますね。

しかし、自己中な中国の事、この先どうなることやら・・・今後、日本も台湾並みの圧力と嫌がらせを覚悟しなければならないでしょう。問題は日本の場合、報道規制で国民に危機感がない事。
Posted by 鉄鍋 at 2005年08月01日 18:21
チッパ様へ
>官の腐敗、軍の軍閥化、貧富の両極化、農民暴動の頻発、政府当局の統制力の低下

私も近々崩壊と思うのですが、かの国は不思議としぶといですよね。腐敗政権・王朝でありながら何百年も続く。まぁ近代はそうはいかないと信じてはいるのですが・・・
Posted by オコゼマン at 2005年08月01日 18:23
つ国民が餓死しても核兵器を開発したのは中国。
そして、核兵器を開発したから常任理事国になれた。

北朝鮮は良くも悪くも、中国の劣化コピー。
ライバルに注目が集まると、危うい行動に出るのもDNAが同じだから。

【中国最初の核実験】
1964年10月16日

【東京オリンピック】
1964年10月10日〜1964年10月24日

日本と中国が対等の関係になるためには
中国が日本にしたことと同じ事をするべきだ。

【日本最初の核実験】
2008年8月15日

【北京オリンピック】
2008年8月8日〜2008年8月24日
Posted by at 2005年08月01日 20:21
中共は既に満州族をほぼ「浄化」してますよね。
然しその事が(マスコミ等で)公に話題になる事は殆どありません。
おぞましい話です。
Posted by at 2005年08月01日 23:01
http://hate-k-and-c.ameblo.jp/

中国の雑誌は沖縄の帰属に疑問を投げかけ出しました。沖縄の地位は未定であると言い張っているようです。何気に、一雑誌の意見ではなく中国政府の見解であると思うのは私だけでしょうか?
尖閣諸島問題が原因だという話ですが、中国が日本を分解しようと躍起になっているようにしか見えませんねぇ。

日本が平和的な民主国家であり、自分が独裁で危険視されている国であるということに気が付かないのだろうか、中国という国は…
Posted by tenkaku at 2005年08月01日 23:38
最近の日本の経済メディア(日経BP、東洋経済)は口を揃えて言います;
「ブログなどで若者が右翼化している」「日中経済を政治で悪化させてはいけない」と。
中国とは違い、日本は自由主義の国です。何があったか、自由に学び、情報を集めることができる。彼らが政治として何を目指して何をしているのか、それを事実と知ってこそ、その上で経済関係を円滑化する方法を見つけていかなければいけない。

主題とずれてすいません。
ダライラマのしていること、出来ないこと、我々はそこから学ぶべきなのでしょうね。
Posted by さつき at 2005年08月02日 01:02
蔵信さん:
ダライラマ個人への評価でなく、
中国の戦略分析という面では
あなたの意見に大いに賛成です。

特に、移民を沢山送り込み、
その地域を内部から合法的に
中国の一部にしてしまう、という点。

チベットに人を送り、東トルキスタンに送り、満州、朝鮮に送り、
次に中国がねらっているのが、日本です。
Posted by メロ at 2005年08月02日 12:16
これは日本のメディアだけかもしれませんが、もっとダライ・ラマの活動を宣伝するべきだと思います。既にチベットは2/3が漢民族によって占領されています。中共はこれを既成事実化しようとしているのです。わし個人としてはチベットは独立するべきだと思っています。そしてその方法はもっと世界中にチベットの現状を目を向けさせる事だと思います。

特にアメリカは人権にはうるさいですから、チベットでの中共の仕業を知った日には間違いなく干渉してくるでしょう。彼の非暴力は現実的ではありますが、まだまだ宣伝が足りないと思います。もっと世界中を喚起させるようにしなくては。日本がそれに手を貸せれば良いんですけどね。
Posted by akimitsu_hirose at 2005年08月02日 13:41
中国という国はあまりに人口が増えたため、膨張と成長を続けなければどうにもならない状態です。
移民に積極的な国には中国人がどんどん入ってくるし、キルギスに軍を駐留させようとしたり、沖縄やブータンもやばい。

中国の主張

○○は元々中国だった

○○を解放する

侵攻

(批判されると)○○については国内問題、で終わり

遅れてやってきた帝国主義という人もいますね。
Posted by ポル at 2005年08月02日 16:44
チベットは古代から独立した軍事的強国であり、シナ王朝に服していたことはないとされています。清の時代に一時的にラサが占領されていましたが、そのときもチベットの政体を変革することはできませんでした。下記に学術的な検討がされています。
http://tibet.que.ne.jp/okamenomori/problem1.html
ダライラマ猊下の方針は中共の暴虐に対して現時点では正しいと思います。少なくともチベット人のアイデンティはダライラマに支えられているからです。
私はダライラマ猊下を批判するよりも、チベット問題は明日の日本問題になりかねないことを自覚すべきと思います。日本は抵抗する力があるからです。米国が現に行っているように中共の人権、言論統制などを普遍的な問題として批判しなければなりません。腰抜けの政府を嘆くのではなく、身近な議員などに機会をみつけ投書すべきと思います。日本は自由な国なのですから。
Posted by まつ at 2005年08月20日 20:37
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/09/26/AR2005092600538.html

ダライラマはルトガーズスタジアムに集った36,000の人々に戦争と言う概念は時代遅れで若い人々はこの世紀を一つの平和の世紀にする責任がある、と述べました。

「この地球全体が私たちそのものです。それゆえ他の地域への破壊はあなた自身の破壊なのです。」

チベットの精神的リーダーはまた「アメリカ、アメリカ、アメリカ」だけにフォーカスすることなく広い世界的視野を育むことを観衆に訴えました。
Posted by th at 2005年09月27日 03:06
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