2008年03月26日

穴をあけられないドリル

バターがない・・・。

ぼくはバターが好きで、いろいろな料理に駆使しまくってきたのですが、1ヶ月ほど前に手持ちのバターが切れて、以来バターなしの生活を続けています。以前だったらバターにオイルをまぜてソテーしていたものは、仕方ないのでオイルだけでソテーし、バターを大量に加えて作っていたソースは、味気ないですがバターなしで済ませるようにしています。

バターを売ってないんだから仕方ありません。

それにしても、この国の官僚たちは高い給料もらって一体何をやってるんでしょうか?2、3年前に天気が良すぎて牧草が育ちまくって、おかげで乳牛が乳を出し過ぎて、牛乳やらバターやらがあまりまくって、仕方がないから牛乳を捨てまくって、そもそも乳製品の需要が右肩下がりだってんで乳牛を処分させて、そしたらオーストラリアの干ばつなんかで世界的にバターが品薄になって、あれなくなっちゃったと。

悲しいほどに鮮やかに、計画経済が失敗する時の典型的パターンにはまっちゃってます。

確かに農業は、何らかの形で国が関与せざるを得ない特別な産業です。農産物には他の製品のようなフレキシブルさがなく、単純に市場原理に任せていると、いざというときに農産物がなくなって国民を飢えさせかねないからです。だから、いざというときに農産物がなくならないように、無駄を覚悟で計画経済ばりのことをしているわけです。保険のようなものですね。

でも今バターがない。そういうことがないように国家管理しているというのに。本末転倒です。

ドリルと穴の話があります。店にドリルを買いに来ている人は、実はドリルがあける穴を買いに来ているんだという話です。この話に当てはめて考えると、この国の政治家と官僚がしていることは、国民が常にいい穴をあけられるようにとドリル業界を管理して、穴をあけられないドリルを作らせているようなものです。

大事なのはドリルでもドリル業界でもなくて、穴だというのに。

最近やたらと食料の自給ということが叫ばれていますが、自給ということもまたドリルに過ぎず、穴ではないということに注意すべきです。「何が起きても農産物が不足して国民が不自由することがない」ことを実現するために、自給することは効果的な方法のひとつだというだけのこと。ここを誤解して自給を目的化すると、へんな利権者を喜ばせるだけです。

A国から輸入できなければB国、B国がダメになればC国、C国がダメなら・・・と、輸入先の選択肢をたくさん持っていた方が、無理して自給するより何倍も快適だし安心です。だいたい無理して自給するということは、農産物を国家が管理するということに他ならず、国家がぼくを裏切らないという保証はどこにもありませんしね。国民を飢えさせて食料を輸出してしまったソ連のように。

それに国といったって、実際に管理するのは官僚です。今回たかがバターの管理すらできないことをさらけ出した輩です。とてもじゃないけど信用できません。そんな給料泥棒にまかせて自給自足を達成したところで、想定外の事態がおきたら飢餓に陥るのが関の山です。

乳製品というのは、珍しく自給率が高い製品だそうです。乳製品の消費が上がった方がいいのか、落ちた方がいいのか、どちらの方が国にとって都合がいいのかわかりませんが、こういう状況が続けば、みんなそのうちバターなしの生活にも慣れて、バターが市場に溢れてきても、もう以前ほどには必要としなくなくなるでしょうね。酪農家の人たちには申しわけありませんが、別に絶対必要なものじゃありませんから、バターなんて。



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この記事へのコメント
>A国から輸入できなければB国、B国がダメになればC国、C国がダメなら・・・と、輸入先の選択肢をたくさん持っていた方が、無理して自給するより何倍も快適だし安心です

それじゃダメらしいです...

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20080326
Posted by ιょぅ at 2008年03月26日 16:19
> 別に絶対必要なものじゃありませんから、バターなんて。

シュッシュッ。それはバター星人の俺に対する挑戦だな。シュッシュッ。
かかってきな。バターを忘れられない体にしてやるぜ。
まずはフレンチでいい?
Posted by at 2008年03月26日 18:27
道理でマーガリンばかり並んでいるわけだ
トランス脂肪酸なんて食わされてたまるかって
忌避してるけど
Posted by わん at 2008年03月26日 19:19
失礼します。コピペです。
サヨクへの反論にどうぞ。


武力で平和は守れます。

ベトナムはカンボジアに侵攻して、武力でポルポトの虐殺を止めました。
ベトナムは中越戦争の時、武力で中国を追い返しました。

ベトナムは、今、平和です。


チベットは武力が無かったので、中国に占領されました。

チベットは、今、地獄です。
Posted by neko at 2008年03月26日 19:32
復活したと思ったら、ただの愚痴垂れ流しblogに成り下がりましたね。

こんな内容のチラシの裏なら、ネット上に腐るほどあります。

Posted by がっかりさん at 2008年03月26日 19:56
>A国から輸入できなければB国、B国がダメになればC国、C国がダメなら・・・と、輸入先の選択肢をたくさん持っていた方が、無理して自給するより何倍も快適だし安心です

私もそのとおりだと思います。

こちらの記事にあるように
我が国に食べ物を売りたい国は売り込みに必死のようです。

http://plaza.rakuten.co.jp/ladysmoker/diary/200803260000/

それと日本(のアホバカ農水省官僚とその族議員)による小麦への関税がなければ、価格は、なんと4割に減るんですよね。

4月から値上げすると農水省が発表したとき、このへんの仕組みに突っ込みを入れるマスコミは皆無でしたが・・・
Posted by MN at 2008年03月26日 20:47
祝復活(挨拶)

バター醤油ご飯が食べられなくなったら私はオーストラリアにでも亡命しようかしら…
Posted by 1GO at 2008年03月26日 20:56
バターがないのはたまたまかと気に留めてなかったのですが、品薄だったのですねえ。
Posted by クレ at 2008年03月27日 03:37
利用可能な食材が増えた今こそ、市場原理に任せちゃっていいじゃないかな。世界的に不作になっても、飽食やめれば餓死者はでないでしょ。それでも心配なら穀物備蓄だけ増やしておけばいい
Posted by hiiragi at 2008年03月27日 07:00
私は洋菓子作りを趣味にしてますが、本当にバター品薄ですね・・・
450gの業務用を通販で購入しているのですが、生活が懸かってる業者さん優先なのか入荷してもお一人様○個まで、すぐに品切れ、通販サイトでもマーガリンを使ったレシピを提案している有様です。

以前、ナチュラルチーズがこれから高騰するというニュースが流れて慌てていると、キリのCMが大量オンエアされ、スーパーにキリのクリームチーズが山積みで特売になっていたりと、本当に先が読めません。

肉の量販店に行くと、デンマーク産の豚肉やブラジル産の鶏肉が激安で売っていたりと、助かる場面にも遭遇するのですが・・・
消費者はその場その場で切り抜けていけばいいけど、業者さんは大変でしょうね。
Posted by クランベリー at 2008年03月27日 11:49
一昔前は私も同じ考えでしたが、食の安全や、世界的な食糧危機の到来も懸念される昨今、「札束ちらつかせて一番安く売ってくれるところから買う」方式には限界というかリスクがあります。食糧自給率四割を切っている日本。100%にしろとは言いませんが不測の事態に対応出来る程度は必要じゃないんでしょうか。
Posted by 負け猫 at 2008年03月29日 09:14
うちの近所じゃ山積みだけど、バター品薄って都会限定の話題?
Posted by KAZ at 2008年04月08日 09:07
テレビの無い生活もおすすめですが、
ジャムとバターの無い生活もおすすめです。

ここでいうバターの用途は何も、トーストに限った話
ではないかもしれませんが。
ちなみに僕の家には砂糖と醤油はありません。
味付けは塩、胡椒、その他スパイスだけです。
例えば、豆腐を食べるのにも鰹節だけです。
ご飯には雑穀を入れています。
この生活で、便秘が解消しました。

Posted by はじめまして at 2008年04月10日 00:18
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