このブログを再開前から読んでいる方たちは百も承知だと思いますが、ぼくは民主党はすでに十年前に終わっていると思っています。それは、民主党が東シナ海の藻くずとなるときまで変わりようがありません。ただ、今回暫定税率の廃止を頑強に訴え続けて実現に持ち込んだことは評価します。そのことは、いつの日か民主党の遺影に向かって一人ひそかに讃えてやるつもりです。
とどのつまりそれほど大事な税金なら、34年間も暫定のままにしてきたというのは徹頭徹尾おかしい。そんなに大事なことなら、なぜもっとずっと早い時期に、道路を作りまくることがどれほどこの国にとって大事なのかを国民に説明しまくり、恒常化しておかなかったのか?本当にそれなくしては国が壊滅するほど大事な税金で、税の廃止を歓迎している国民がとてつもないバカだったとしても、失敗の責任は政治家にあるのであって、国民にはこれっぽっちも非はありません。
こういう変なレギュレーションはまだまだたくさんあるはずですが、ひとつレギュレーションがあればそれにより利益を得る集団ができあがるわけで、しかもどんなにバカげたレギュレーションでも、擁護しようと思えばいくらでも利点はあげられるわけで、一度できてしまったレギュレーションを理路整然と紳士的に撤廃するのは、悪魔の証明をするくらいに困難なことです。
というわけで、今回の民主党のように意固地なバカにでもならなければ、こうしたレギュレーションはまず廃止できません。民主党というのはレトロ風味満載な寄せ集めポピュリズム政党ですが、例えどんな党でもとにかく政党政治が機能するということは、それなりに効果をもたらすものだと証明してくれました。
まあこうなってしまった以上、賛成の人も反対の人も、この状況からいかにプラスを生み出すのかを考えるべきです。そう考えると実はこの、ガソリンの値段がドンと下がって、しかもいつ再びドンと値上げになるかわからないという状況は、ちょっとやそっとの減税くらいじゃ太刀打ちできないような、打ち出の小槌なみに富を生み出す装置になるかもしれません。
普通の人にとって、ガソリンは買いだめできないものなので、値下げの恩恵にあずかろうと思ったらガソリンを消費するしかありません。しかもいつまた値上がりするかわからないので、最近のガス高で車に乗るのを控えていた人たちは、せっかくだからこの機会にと車を使って遊びに行き、そこでお金を落とすことになります。これが数ヶ月続けばカネが回り出し、そうなればしめたもの。世界的な不景気をよそに、念願の内需拡大がおきるかもしれません。
今のオイル高は、なにもオイルが不足しているわけじゃなく、投機でバブルってるだけなので、ちょっとばかし使い込んだって何の問題もありません。新聞の論調をみると、ガソリン値下げがためらわれる最大の理由は「7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で環境問題が主要議題となるなかで、ガソリン消費を奨励するような暫定税率の撤廃は国際社会の理解も得られない。<4月1日日経新聞社説より>」ということのようで、確かに政府が率先してガソリン値下げをすれば環境保護団体から袋だたきにあうのは避けられませんが、バカな野党の暴挙によってやむを得ずそうなってしまったわけですから、誰にも文句は言えません。
このまま政府が暫定税率の復活を叫び続け、民主党がノーを言い続けている限り、「今使わなくちゃソンソン」という消費のエンジンスターターはかかり続けるわけで、こういう状況はそうめったに作り出せるもんじゃありません。もしかしたら福田首相はすべてわかっていて無能を演じてるのかもしれませんが、もしそうならただ者じゃありません。胡錦涛の来日も、懐に呼び込んでおいて自爆道連れにするシナリオに違いありません。まあそれまで政権が持てばのはなしですが。
100円から120円に上がったら節約するのに、140円から120円に下がると同じ120円でもガンガン使おうと思う。
人間って不思議だ(笑)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080402/plc0804020108000-n1.htm
コキントーは宮中晩餐会に来るのかな?
ナベツネは読売新聞○万部の力を使って皇太子を訪中させるなんて言ってましたが、頓挫したということでしょうか。
ふっ、25年来の愛車が寿命なので新車買ったぜ。
言われなくったって乗りまくりだぜ!
関係ないけど今の車って凄いね。レトロ車に乗ってた僕には、車の形したロボットに見えるですよ。
政治家の将来に対するビジョンがないのが一番いやだ。
> 「太陽光発電普及のための補助金に当てる」とか言えば、
> まだ「福田よう言うた」となったかもね。
そうなっちゃったら国民に失望です。
今回の重要な点は、つまらない事かも知れないけど「名目と異なる用途に税金を遣ってはいけない」という凄く当たり前の大前提を、今度こそ守れという天の声だと思います。道路を作るのも良いでしょう。但し、道路を作るという名目で税を立て、国民の理解を得て議会を通すのであれば。
名目と実情に矛盾の無い様にする。政治に限らず人の営みの基本の基本です。孔子先生も言ってます。
「必ずや名を正さんか」と。正にこの事なんです。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/sy200331/200331i.pdf
財務省より。
痛い目見る人けっこう多そう。
ttp://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-54.html