安倍さんの時は、NHKの幹部に「中立な番組作りをお願いします」と伝えたら、その言葉に関係あるのかないのかNHKが慰安婦をテーマにした番組の内容を急遽大幅に変え、それが、政治による言論弾圧にあたるのではと批判されました。
今回は、稲田、有村両議員が「この映画は助成の条件を満たしていないのではないか」と問うたところ、街宣右翼が騒いだこともあっていくつかの映画館が上映を中止し、それが言論弾圧にあたるのではないかと批判されています。
決してどちらも<表現者>の口を無理やりふさごうとしたわけではありません。
「中立な番組作りををおねがいします」「助成の条件を満たしていないのではない か」― これらの意見は、どう聞いても何かを弾圧しているようには聞こえません 。
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「政治家のことばは重く、時にそれは圧力になるのだ」という人がいるかもしれません。しかし社会のさまざまなことについて意見を口にすることこそ政治家の仕事で、意見を持たない政治家などただの害虫です。
彼らの言葉が弾圧とまで呼ばれる力を持つのはもっと下世話な理由で、それは両ケ ースとも、政治家が<表現者>のパトロンだからです。
NHKは<税金>で運営され、ある種の映画は政府の援助で製作されます。彼らからすれば、パトロンの機嫌を損ねたらオマンマの食い上げですから、その顔色をうかがわざるをえません。だから、政治家のつまらない一言を、いちいち圧力と感じて過剰反応するのです。
そういう人たちの叫ぶ言論の自由など、「政治家は金だけ出して口を出すな」という程度の意味でしかありません。言論の自由という、民主社会においてもっとも大切な原則を私利私欲のために利用する横暴、言論の自由を冒涜する行為とさえ言えます。
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言論の自由というビッグワードに目くらましされてはいけません。
この問題で問われるべきは、「中立な番組作りををおねがいします」「助成の条件を満たしていないのではない か」というような、政治家として当然の意見の発露が言論の自由の問題にされてしまうような、そうした状況はおかしいのではないかということです。
政府が表現者のパトロンになるという構造の是非こそを問うべきなのです。
「文化大国」になるために、なぜ政府が助成金を出す必要があるのでしょう?そんなことをするよりも、例えば文化事業の税を控除したり、映画のロケ等をやりにくくしている各種規制を撤廃したりするほうが、ずっと効果的なように思えます(ついでに文化庁の一部署を廃止することで役人も減らせます)。
そうなれば政治家が何を言おうと、それこそ「政治的に好ましくない映画を規制する法律を制定すべきだ」とでも発議しない限り、言論の自由を脅かすことはできません。
NHKにしても同様です。政府がパトロンでなければ、官房長官が何を言おうと、首相が何を言おうと、圧力になどなりはしません。
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だいたいパトロンの支援を受けつつパトロンから完全に自由であることなど可能なのでしょうか?
ぼくは不可能だと思います。例えば子供は、経済的に親に隷属しつつ自立した人間になれるとはとても思えません。
親の庇護下にありつつ親に抗うのは、自立した個ではなく、ただの反抗期の子供です。反抗期の子供の親批判などあくまで表面的なものにすぎず、たいていの場合、親の一番醜いところをそのまま引き継いでいるものです。
国にぶら下がりながら言論の自由を叫ぶ表現者たちなど、親の金で暮らしていながら親に暴力をふるい、親が少しでも怖い顔をすると、「親には扶養の義務がある!」などと屁理屈をこねる最悪の子供と同じです。
大新聞、テレビ局、そして助成金を受けて作られる映画…本当に自由をのぞむなら、政府の庇護を拒否して自立すべきです。さまざまな形で国がパトロンにならざるを得なかったのは昔の話で、今の時代、政府の関与しないところで、いくらでも情報を発信できるのですから。
「公」のパトロンを持つ人々の「反抗期の子供」化は、深刻な社会問題ですね。
甘えの増長が社会を腐らせ、もう一つ、これは利用されやすい。
私は偶然、上映が取りやめになる前に、この映画の予告編を見たのですが、不気味な映像の連続に嫌悪感を持ちました。 事前に靖国神社に対するネガティブな情報を持っている人は勿論、真っ白な人でも、見れば間違いなく靖国神社に嫌悪感を持つように作られている映画です。 意図的に偏向した映画を、正当に批判したり疑問を呈すると、逆にそれを偏向した勢力が利用する。 その姑息さ、陰険さには虫唾が走ります。それこそが自由な言論の封殺であり、偏向した勢力の目的であると認識しています。
youtubeの普及でますます顕著になりつつありますが、「報道しないこと」でどんだけ恩恵もらってるのかと思うと薄ら寒いです。
NHKは完全に国有化して、政府 国会議員の宣伝機関にするのでどうでしょう。民放がおかしい所を放送で指摘対立すればいいのです。
それから、NHKでマスコミ対決の番組を作ります。いろんなマスコミの記者を集めて、一つのテーマで一番真実に近づいたマスコミを決めるのです。
勿論、決定権は視聴者でネットなどで投票で決めます。
1.最初にこの映画が反日的ではないかと取り上げたのは、週刊新潮です。
2.街宣右翼が騒いだと言う事実は、ほとんど(全く)有りません。左翼のマッチポンプだと思います。
3.稲田議員は、事前検閲的な事は言っていません。言ったのは、文化庁の助成金を出す基準に反している(反日的という事では無い)ようだから(事前、事後は関係なく)、内容を知りたい。
いずれにしても、あの田原総一郎の記者会見を見ていて、日本も恐ろしい国になったものだと思いました。テレビは、捏造によって国会議員を落選させる事が出来るのです。テレビはモンスターの様な、第一権力になってしまっています。
テレビのやらせ問題はあんだけ大騒ぎになったんだし。
フィクションです。っていうなら表現も思想も相当自由でしょうけど。
>安倍さんの時は、NHKの幹部に「中立な番組作りをお願いします」と伝えたら、その言葉に関係あるのかないのかNHKが慰安婦をテーマにした番組の内容を急遽大幅に変え、それが、政治による言論弾圧にあたるのではと批判されました。
の部分はOribeさんの創作ですよね?確か、「番組の内容を急遽大幅に変え」たのではなく、番組の孫請け制作会社が事前にNHKで承認された番組提案の趣旨から大きくかけ離れた番組内容にまとめてきたことから、最初の試写段階から手直し、手直しの連続だったのが実態ではありませんか?では、時間のある方はお浚いも兼ねて・・・・
>「ETV2001〜シリーズ戦争をどう裁くか〜第2回 問われる戦時性暴力」
の編集過程を含めた事実関係の詳細について
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/news/050720.html
また、右翼団体からの抗議はいくつかあったようですがその活動は微弱であり(ニューズウィーク日本版08年4/16号)、一方で新右翼「一水会」の鈴木邦夫氏は『靖国』の内容を絶賛しています。
右翼団体の抗議は、週刊新潮に煽られた人たちが映画も見ずに行った早とちりであって、政治家が扇動したというのはちょっと違うと思う。
松井やよりとグルになったNHKの長井暁が、とんでもない物を、流そうとしたのです。見た人から聞いたのですが、「昭和天皇は有罪との宣告と同時に、嵐の様な拍手が沸き起こる」というものでした。
海老沢会長がある所から、変な物を作っているとの情報を得て、持って来させて、見てビックリ仰天、それで手直し手直しとなった。急遽、秦先生のインタビューを取りに行って、入れたりしたが、どうにも成らなくて、3〜4分短い、尻切れトンボのまま放送となった。此れが真実です。だからNHKは訴えられて負けているでしょう。
尚、安倍さんは全く関係有りません。朝日の本田の早とちりです。
全編鑑賞されてあれこれ批判されたくないのかとも思ってしまいましたよ。
●朝日新聞・民主党・朝鮮総連・女性国際戦犯法廷の癒着
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200502021118.html
また映画「靖国」は助監督の中村何某が「日本の伝統工芸のドキュメンタリー映画を作る」といって仲介者を騙したそうです。そのビデオはこちらです。
●映画「靖国」出演の刀匠と仲介者が訴える、出演部分削除!
「助監督に騙された」
http://www.youtube.com/watch?v=oejQmXh6zs8&feature=related
>隣国さんの示された、NHKのPDFは嘘です。
松井やよりとグルになったNHKの長井暁が、とんでもない物を、流そうとしたのです。
ん・・?確かにNHKの長井暁デスク、NHKの子会社NHKエンタープライズに出向していた池田恵理子PDが「とんでもない物を、流そうとしたのです。」が真相でしょう・・・で、紹介したNHKのPDFは番組の制作過程を明らかにすることで、そのこと(つまり、とんでもない物を流そうとした職員がいたこと)を淡々と告発していると思いますよ・・・で、八目山人さんが主張される「嘘」とは一体何を指しているんでしょうか?
だから秦さんの不自然なコメントが入ったり、時間が短くなったのです。それを政治家の圧力と捉えた長井の涙の会見と成り、長井とグルの本田の記事と成ったのです。
だから、言われた通りの物を作ったのに違う物にされてしまったと、孫請け(ドキュメンタリージャパン)からJAROに訴えられて、負けて、NHKは罰金100万円を支払っているでしょう。
>あなたが言う「事前にNHKで承認された番組提案」というのが嘘です。
ん・・?確か、NHKに限らず、番組は事前に番組提案会議なりでオーソライズされ、予算がついて取材が始まると思いますが・・”「事前にNHK(NHK本体という意味ですが)で承認された番組提案」というのが嘘です”とは一体何を意味しているのですか?実に理解に苦しむコメントですね・・・
>又最初の試写から手直しと言うのも嘘です。
ん・・?と言うことは、先に紹介した資料はNHKが裁判で陳述した内容を整理したものですから、NHKは法廷で虚偽の陳述をしたということですよね??是非ともNHKが虚偽の陳述をしたと主張される根拠をお示しください!
>事実は番組が完成し、その内容で放送しようとしていた時に、政治家から海老沢会長への垂れ込みが有って、NHK内部で大騒ぎになったのです。
だから秦さんの不自然なコメントが入ったり、時間が短くなったのです。それを政治家の圧力と捉えた長井の涙の会見と成り、長井とグルの本田の記事と成ったのです。
ん・・?この「事実」なる記述は一体何に基づくものなんでしょうか?貴殿の独自取材の成果なんでしょうか?それとも想像の産物なんでしょうか?是非とも主張される根拠を明示されんことを希望します!可能ならばですが・・・
>だから、言われた通りの物を作ったのに違う物にされてしまったと、孫請け(ドキュメンタリージャパン)からJAROに訴えられて、負けて、NHKは罰金100万円を支払っているでしょう。
確か、孫請けの制作会社であるドキュメンタリージャパン(DJ)で番組を担当した坂上香氏自身が「回顧談」で述べていますよね・・・
>(NHK)教養部の部長試写が行われる、と聞かされたのは、1月に入ってからだった。私はNHKの別番組の取材で米国に出張だったため、1月19日に行われた最初の部長試写には立会っていない。しかし、滞在先に報告が入り、大きくモメたことは聞いていた。
「法廷との距離が近すぎる」「企画と違う」「ボタンのかけ違いは修正できない」「お前らにハメられた」「このままではアウトだ」等々。部長は激怒し、番組そのものを否定するような指摘をしたという。
http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/709.html
NHKの部長は何故に「激怒」したのでしょうか?ね・・・・何度か手直しをした後に行なわれた第一回目の部長試写でさえも「激怒」したということは一体何を意味しているのでしょうか?ね・・・・「お前等にハメられた」って一体どういうことでしょうか?ね・・・ハメたのは一体誰なんでしょうか?ね・・・で、当に当事者である坂上香氏の説明と八目山人さんの認識、説明とどのように整合するのでしょうか?ね・・・
本質的な事柄を述べているのなら、要点がハッキリ見えるようにしたほうが良いかと。。。
>その言葉に関係あるのかないのかNHKが慰安婦をテーマにした番組の内容を急遽大幅に変え、、、
>番組の孫請け制作会社が事前にNHKで承認された番組提案の趣旨から大きくかけ離れた番組内容にまとめてきたことから、最初の試写段階から手直し、手直しの連続だった、、、
↑番組を変えたことには違いないのですから、本質的な間違いに見えないのですが。。。
>↑番組を変えたことには違いないのですから、本質的な間違いに見えないのですが。。。
少しは考える習性を身につけたら!!
>↑番組を変えたことには違いないのですから、本質的な間違いに見えないのですが。。。
少しは考える習性を身につけたら!!
>だから、言われた通りの物を作ったのに違う物にされてしまったと、孫請け(ドキュメンタリージャパン)からJAROに訴えられて、負けて、NHKは罰金100万円を支払っているでしょう。
どうやら司法の最終判断が出たようですね・・・・・当然と言えば至極当然の判断だと思います。
>戦争特集番組「改編」訴訟、NHKが逆転勝訴…最高裁判決
> NHK教育テレビが放送した戦争特集番組を巡り、取材に協力した民間団体が「当初の説明とは異なる趣旨に番組内容を変更された」として、NHKと下請けの制作会社2社に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が12日、最高裁第1小法廷であった。
横尾和子裁判長は「取材対象者が取材内容を一定の内容で放送されると期待、信頼したとしても、それは原則として法的保護の対象とはならない」とする初判断を示し、原告の請求を棄却した。原告の逆転敗訴が確定した。
原告は、民間団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット、東京都江東区)。訴訟では、取材協力者が意図した通りに取材内容を使われることを期待する「期待権」が、番組編集との関係でどこまで認められるかが争点となり、2審・東京高裁はNHKに200万円の賠償を命じていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080612-OYT1T00587.htm?from=main4