ところで、こんな記事を見つけました。
「暫定税率復活160円台でも… まだまだ割安、日本のガソリン」
08年4月30日 イザ!
こういう情報は間違いではないんですが、あまり意味がありません。なぜなら自動車を走らせるためにかかるおカネは、ガソリン代だけではないからです。
記事についていた下の表を見ると、ヨーロッパの人たちはおしなべて高いガソリン代を払っています。ついでにユーロやポンドは依然として円に対して割高です。そんなヨーロッパの人たちが日本に長期滞在して車を持てば、「日本は安くていいな!」と思うはずです。

しかしなぜか彼らはたいていこう言います。「日本で車を持つと破産する」。
定期的にわけのわからない“シャケン”でカネは出て行くわ、長距離ドライブしようと“フリーウェイ”に乗れば、至るところにある料金所で欧州とは比べ物にならないほどの高額請求されるわで、「ヨーロッパに比べて安いのはガソリン代くらいで、とても車を維持できない」というのです。
財務省主税局では、「海外には、ガソリン代が高くなれば車を使わなくなり、CO2の排出が抑えられるという発想がある。欧州各国ではガソリン税の税率が引き上げられる傾向にある」と説明する。
ということですが、そんなことはありません。ルクセンブルクでは、あまりのオイル高騰にプライスキャップを決めましたし、ドイツでは、連立政権を担う社民党を含む左派政党が、ルクセンブルク方式で価格統制しろと訴え始めています。また一方で自由主義を標榜するドイツ自民党は、「燃料価格の3分の2は税金なのだから減税すべき」と主張しています。
社民党と左派党、ガソリンに価格統制導入を主張
08年4月28日 Welt Online(独語)
決して、「欧州各国ではガソリン税の税率が引き上げられる傾向にある」という呑気な状況ではありません。もうアップアップです。そして社会主義者も自由主義者も、それぞれのやり方でガソリン価格の高騰を抑える道を模索し始めているのです。
日本よりも自動車を走らせるコストがかからない欧州でさえ、そういう状況です。なのにこの国は…。
直接高速代を払わなくていいっつーだけで他の税金で払ってるわけでしょ?
利用者負担の概念の違いなだけですよ、狭義の解釈では日本のように自家用車を持ってる個人や事業者が利用するごとに払うか、クルマを持たない家庭や事業者もクルマの恩恵を受けていない人はいないんだから例えば消費税で払うか。
今必要なのは抜本的な税制改革であり、ガソリン税の暫定分なんてチマチマしたことではないと思いますが?
道路絡みの話題ですと、大抵「毎年年度末に無駄な工事ばかりしてる」みたいなことになりますし、あれは必要な工事なんだということがちゃんと納得できれば、国民の不満も若干は緩和されるのになあ、とか思ったりします。
この前のエントリーの五輪のロゲさんと似たようなもんです。
結論ありきでの理由付けほど胡散臭いものはないですね。
超グラビア寄りの肢体を披露したかと思えば、
「クイズ!ヘキサゴン2」ではバカッぷりを披露して
お茶の間からアイドルオタクまで幅広い層の人気を得ている
木下優樹菜のお宝画像から過去のびっくり動画まで!
【三愛水着キャンペーン時代の水着動画有り】
http://kstyukina.seesaa.net/
しかも、すぐに何処かが壊れる欧州車に乗らなきゃいけない人の車の維持費知ってます?
しっかりした数字を出さずしてムリヤリな結論出す事こそ「あまり意味がありません」。
暫定税率の復活に憤慨する
金がないとこぼしながらも
軽自動車には替えられない
車社会に縛り付けられてる
そういう選択肢がある以上、欧州と日本のガソリンの値段を単純に比較してもあまり意味はないかと。
まあこの件に関しては小泉安倍時代に約束していたはずの一般財源化を、時代を読めない道路族の連中がさっさと反故にして自爆した自民党にも、権力闘争にしか興味のない民主党にも私はうんざりしていますが。
暫定税率の廃止はそんな論議が皆無のまま強行された単なる嫌がらせで、復活はそれによって空いた国庫の穴をふさぐためのやむをえない措置ではないですか?
予算を計画する時点からきちんと議論して、収支のつじつまをちゃんとあわせるという前提で税金をあげるなり下げるなりするのはいいですよ。
それ抜きに強行される政策なんて誉められたもんじゃないと思うです。
ほんとになるかわからんけど。
そして、その分多くの金をユーザーが支払うことになるのも仕方のないことだと思います。
コスト高になるんだと思いますが。
トンネルを抜けると橋、橋渡ると又トンネルなんてのが
よく在りますよ、都市部では防音壁のトンネル状態だし。。。
なのに、今度は「値上げけしからん」ですかw
いい加減、自分たちの投票行動の責任は、自身が取らされるものだと自覚したらどうなんですか?
さらに、このブログだから申し上げます。どうしてマスメディアは、事ここに至るまで、ロクに暫定税率問題を取り上げなかったんですか? どうしても廃止すべきものであるなら、どれほど遅くとも去年の予算成立時点で問題にすべきです。なのに、実際騒ぎになったのは、大連立→小沢代表辞任騒動を経て、対テロ新法成立阻止が困難になってからです。政局目的で騒がれ始めた問題で、よくもまあこれほど皆さん必死になれるものですw マスメディアの発する「庶民の痛み!」連呼に踊らされる気分はいかがですか、皆さん?
やはりこれからの世界の潮流はエネルギー効率をあげるために都市への一極集中を加速させる。そして日本にはそれを可能にするインフラが存在している。「田中角栄の均衡ある国土発展政策をやめることにより」日本の未来はバラ色になる。
>「田中角栄の均衡ある国土発展政策をやめることにより」日本の未来はバラ色になる。
逆ですよ。一極集中したから東京だけ栄えて、国に活力がなくなっているのです。日本の未来をバラ色にするならば、各拠点に分散集中を目指すべきでしょう。
新車購入、車検の時に他の諸経費とまとめて払うので知らないかたも多いですね。
法案としてはふたつがセットになっています。
暫定税率分は1.5倍あり、本来の税金の2.5倍納めています。
車検時に2年分納めますが、1〜1.5tの3、5ナンバー車の場合、15000円(本来の税金)+22800円(暫定税分)=37800円です。
カローラクラスで車検が22800円安くなります(新車購入は3年分なので34200円)。
一家で複数の車を持たざるを得ない地方の人々にとっては、ガソリン税より影響が大きいかもしれませんね。
この重量税の暫定税率が4月末で期限切れを迎えていました。
これが『4月中の議決』に必死になっていた理由でしょう。
これも道路特定財源で、地方自治体にも分配されていますので、妥当性についての賛否は置いておきますが、
今回私が恐ろしくなったのは、テレビ、新聞が報じなかったことです。
「ガソリン税『等』」とごまかして表現するマスコミはあっても、「重量税」のことに言及したマスコミに私はお目にかかれませんでした。
民主党にしても、ガソリン税であれだけ叩いておきながら裏で自民党と話ができているとしか思えませんし、公明党に至っては、暫定税率の廃止は05年の衆院選と昨年7月の参院選でマニフェストに掲げた政権公約です。
ウィキぺディアの「自動車重量税」の内容も4/30可決直後に何も無かったようにさりげなく書き換えられています。
今さらながらマスコミは大きな力に意図的に操られていると感じた次第です。
ずっと気になっていたことなので、コメント欄にもかかわらず長文になってしまったことをお詫び申し上げます。
>強行廃止しなきゃ一般財源化も浮上してこなかった
それはどうでしょう?なぜクルマ利用者が払うガソリン税で福祉や教育に余分に負担しなければならないのかという議論も当然あるはずですが?
暫定議論で言えば民主党は暫定税率廃止を訴えるなら不足する2兆6000億に充当する消費税を1%セットで上げると主張すべきだったと個人的には思います。
だっていくらマッサージ器やアロマテラピーを買わなくなったからといってその穴は埋めようがないわけですから。
それをまったく言わずに無責任に減税だけ訴える民主党にはかつて党首みずから言ってたように政権担当能力などないと言わざるを得ないと思います。
エネルギー効率を考えたら分散して人口がてんざいするより集まって住むほうがいい。それだけの単純なことがわからなければセンスがないね。
あなたは飲食店の店を出すときに過疎地にお店を出す人間なのか?商売のセンスもなければ道理がわからないんだろうな。
地方の方々は中央に「(高速)道路を作れ、橋を作れ、トンネルを作れ」とおっしゃいますが、自力開発や自力維持のプランを示してくれたことってあるんですかね?
はっきり言って、ただ中央から予算引っ張ってこようという魂胆しか見えないんですよ。
付加価値税抜きに欧州と比較することは出来ませんよ。
それに欧州といっても自動車税は国によって異なっており、保有税の最高額を約30万に設定してる国もあったりします。
余計な道路を作り続ける必要はなくなるし、ガソリンが高くなろうが重量税がバカ高かろうが知ったこっちゃねえ。だいたい、幹線道路沿いの環境が良くなること、この上ねえし。
煙草がそうであった様に、それを嗜好したり利用する国民が大量に存在し続けることがこの種の課税の必須条件なんだからよ、もう車に乗ることにこだわるのを止めちまったらどうなのかねえ。
国民が車社会に縛られてるのを、中央官僚や政治家の奴らはよくご承知だ。だからこんな事で大騒ぎになるんじゃねえか。
車、車って、ガキじゃあんめえし。
あなたは確実に時代を先取りしてるよ。
クルマ真理教のマインドコントロールから抜け出せねえオイラとしては、
頭が下がる思いだぜ。
東京一極じゃなくて、東京、名古屋、大阪、仙台、札幌、福岡の6極くらいに分散して集中させるべき、って話なんじゃないかしら。
集中して住んだほうが確かに効率はいい。ただし、一極である必要はどこにもない。
その通りです。東京に一極集中させるメリットはありません。既に飽和状態なんですから。
車で20分ほどの所(電車では行けない)に巨大ショッピングモール群があって、安い食料品の買い溜め、ガーデニング用品、DIY用品、重い家電製品など手で持ち切れない買い物を毎週しているので、車が無い生活はもはや考えられません。
モールが出来たおかげで映画を見に行くにもはるばる電車で出かけなくてすむし、衣料品も地元で事足りるようになりました。
だからと言うわけじゃありませんが、極端な一極集中は私も反対です。
先日美術鑑賞に久々に都心へ出たのですが、不味い・遅い・サービス悪いとうちの地元じゃとっくに潰れてるよ、地の利だけで成り立ってんじゃないの、と思う店が生き残っているのにはびっくりしました。
東京だって同じですよ。商店街は閉まるの早いし値段も高く、品揃えも悪い。スーパーやドラッグストアがないと不便です。東京は電車が発達しているのでターミナル駅に大型店舗が揃い、地方は逆に郊外でショッピングセンターが立地しています。だから今回のガソリン高騰は地方の経済を直撃するわけであり、都市の電車賃に税金を掛け代わりにガソリン税を下げるのが公平だと思います。
>地方の方々は中央に「(高速)道路を作れ、橋を作れ、トンネルを作れ」とおっしゃいますが、自力開発や自力維持のプランを示してくれたことってあるんですかね?
>はっきり言って、ただ中央から予算引っ張ってこようという魂胆しか見えないんですよ。
都市部だって別に都市部の金だけで道路網を作ったわけじゃないですよね?
ただ重要拠点だから優先して作られたんじゃないですか?
先に道路網が充実したからって一抜けたはずるくないですか?
公平という意味がよくわからないんだけど。
真に公平性を言うなら、地方は中央よりコストパフォーマンスが悪く、一人当たりに配分されてる税金の量ははるかに高いんで、この現状、つまり地方が中央に寄生しておんぶだっこされてる構造こそが不公平と言ってもいい。
公平不公平の理屈を推し進めるなら、ガソリン税をガンガン上げろという結論に至ることはあっても、電車に税をかけろという結論には決して達しないはず。
あなたのおっしゃることは、「資源価格が上昇しているので資源消費を押さえよう」とか「環境は保護していこう」といった世の中の道理に逆行しています。
電車インフラが整備されているから1局集中するべきなんです。
車で行ける範囲のスーパーではなく、歩いて(もしくは自転車で)いける範囲でスーパーがあれば、その分だけ消費される資源は減ります。人間の生活圏もまた集積した方がよいのです。
世界で1日の乗降客が100万人を超える駅は東京の新宿、渋谷、池袋、大阪の梅田の4つだそうです。
東京と大阪は世界的に見ても鉄道網が発達しています。
自ら非効率な生活を選んでおきながら、その非効率にかかったコストは効率的な生活をしている都市生活者にも求めるなんて、ムシが良すぎます。
日本は移動の自由が保障されています。
そんなに不便なら、自動車が無くても生活できる都市に住めばよいのです。
本当は「不便」で生活しにくいにもかかわらず、これまでは都市からのドーピングで凌いできただけ。
ドーピングが受けられなくなったら、元の不便な生活に逆戻りするだけ、という話です。
>つまり地方が中央に寄生しておんぶだっこされてる構造こそが不公平と言ってもいい。
地方が国の金に頼っているのはその通りです。しかし中央(東京)は国の施策で経済の中心に成り上がったことも考慮しなければなりません。新幹線、国際空港と東京にインフラを先行整備してきたんですから。
>ガソリン税をガンガン上げろという結論に至ることはあっても、電車に税をかけろという結論には決して達しないはず。
道路特定財源で新幹線の整備するのはおかしくないですか?新幹線税とか電車税を作ってそのお金で全国の都市にに地下鉄や路面電車を整備すべきだと思います。
Posted by at 2008年05月03日 08:11さんへ
>電車インフラが整備されているから1局集中するべきなんです。
一極ではなく、ある程度分散すべきなんです。電車インフラでいうなら都内の電車がこれ以上満員にされても困ります。地方都市の地下鉄はまだ余裕があるのでそちらに人を回すべきですね。
くるっとさんへ
>地方の人は思考が逆転してるけども、「不便なところに住んでいる」ということを自覚すべきでしょう。
私は都内在住ですけど、東京って便利かもしれませんが住環境は悪いですよ。電車は混んでるし、公園も道路も混んでます。これ以上東京に人を集めるのではなく、地方の大都市が成り立っていけるように支援すべきなのではないでしょうか。過疎地を支援するのではなく地方大都市です。
この意見に賛成かな(レスし難いんでハンドル名設定してくれえ)。
住民が決して転居しないものという想定で公平になる様に(何処に住んでも同じになる様に)不自然な調整をするというのは何か間違っている気がします。尤も「効率化のために皆が都市に住むべきだ」とも思わない。
日本国民は転居出来るのだから、一長一短の色々な居住条件の中で、各人が自分に好ましい/我慢出来る場所を選ぶというのが基本だと思います。勿論、個々には職業・通勤などの問題があって、あっさり転居出来るものではないでしょうから、長期的なスパンでの原則論ですが。これはサービスの悪い自治体や、そんな処に職場を構える企業をボイコットし、改善を促すという調整作用もあります。ちなみに、改善及ばす過疎化した自治体は頑張り過ぎ無いこと。縮小や消滅もまた正しい流れだと思います(過去記事「小さくなる街」参照)。
俺は在宅勤務可能なら少し田舎、八王子に住んでるけど大月位に住みたいな(判難い例えだ)。
話変わって。。。
自分は 4/30 に泡食ってガソリン入れてる人の気が知れません。
タンク容量は大概 42 リットル。仮に 4/30 時点で偶々タンクが空で全部入れ直したとしても、5/1 より単価 30 円 安いとして 42 x 30 ≒ 1200 円。最高でもたかが 1200 円、期待値は 800 円位か。態々ガソリン焚いて車走らせて行列作ってイライラしながら給油する価値があるのか。時給も考えると損してないかと。家にジェリカン用意して、ピストン輸送で備蓄するなら別だが、そんな周到な人は 4 月中に余裕でやっている筈で、4/30 に泡食って入れる様なことはありますまい。
テレビを見た人の話では「(安いガソリンが)勿体ないからしばらく走らない」と言った本末転倒馬鹿が居たそうな。多分、4/30 に意味なく走り給油前にタンクを空にしようとした馬鹿も居たでしょう。
故に、4/30 に入れてる人は合理的計算の上というよりは、バーゲンで不用品を買ってしまうのと同じで、感情的に「ちょっと得した気分を味わいたい」「損した気分になりたくない」というだけで大騒ぎをしているのではないかと。関係ないけど、そういう人は、遊興に浪費した分を安価な中国食品を摂ることで埋め合わせる人、またマスコミに扇動されやすい人とダブっている気がします。
まぁ、消費に貢献するのは素晴らしいことです(棒読み)。
日本は安いかもしれないけど、100km走るの何円かと、
比較すると高いのでは?車は走ってなんぼ。
必要な道路?道路をつくる人にとっちゃ必要なだけ
道路建設に関わらない人間で、本当に必要か問いてみろ
「ありゃ、便利だけど・・・」程度でしかないだろ
なかには本当に必要なのもあるけど。
とにかく信号や交差点、大型小売店の駐車場などによる
渋滞のための道路はつくらんで欲しい
役人か土建屋、自己防衛的なコメントが多いなココ
地価が高いので集積出来る店舗数や一店舗あたりの売り場面積・品揃え、持ち帰れる買い物の量、値引率にも限界があります。駅前開発に失敗して身動き取れなくなっているターミナル駅はさらに悲惨です。休日のホームセンターで都内ナンバーの車が後部座席を倒して腐る事のない日用雑貨をごっそり買い溜めしていくのを見ると実感します。
よって経済効果を生む道路は作っていいと思います。車を所持する事による負担は大きいですが、恩恵も計り知れません。
都内に引っ越せばいいと簡単におっしゃいますが、一家4人が暮らしていけるような物件を手に入れられるほど年収がある家庭ばかりじゃないでしょう。(現にうちでは無理)だから都内の展望台から見ると、神奈川・千葉・埼玉・茨城と見渡す限り住宅地が広がっているのです。
田舎に転居した事には満足してますが、仕事は相変わらず都心に集中し、通勤時間が異様に長いのだけが悩みです。