表題どおりこのインタビューは、「ブログはつまらなくなった」という前提から入り、その理由と今後を展望していく内容です。しかし寡聞にしてぼくは「ブログはつまらなくなった」という声など一度も聞いたことがありませんし、人気ブログのアクセス数を見ると、一昨年より去年、去年より今年と、確実に伸びています。
じゃあどこで誰が「ブログはつまらなくなった」と言っているんだろう?と考えたとき、このインタビューに感じる違和感を解消することができました。「ブログはおもしろい!」と持ち上げたのも、「ブログはつまらなくなった」としらけているのも、既存メディアの側から見てのことです。
テレビや新聞や雑誌という空間の中でブログというものがやたらにもてはやされて、「ブログの女王」なんかが次々と生まれた時期があったけれども、なんか最近パッとしない。なんでだろう?と、そういうことだと思います。
そういう前提のおき所から議論の進め方からなにから、この記事は徹頭徹尾テレビや新聞というものを絶対視しており、ブログというものの成否は、テレビや新聞の評価しだいという固定観念から逃れられていません。
既存メディアの“情報格付け機関”としての権威が失墜し、情報メディア全体が、まさに中心のないインターネットという構造の中に溶けていくという可能性について一顧だにしていないのです。
だから結論は、「ゲリラメディアであるブログで腕を上げ、既存メディアで活躍するような人がどんどん出てくれば、新しい視点が社会に反映されるという意味でも良いですよね」で、チャンチャンです。
ブログを含むネット空間は、既存メディアに審査される側ではなく、既存メディアを審査する側に立つ存在で、その傾向は日々強まっています。
「ブログはつまらなくなった」と吹聴する既存メディアなど、「最近のミュージックシーンはつまらなくなった」と嘆く落ち目のミュージシャンのようにしらじらしい存在でしかありません。
ただ、その手法を使う場合、内容に説得力が無いとその手法を使った意味がまったく無いばかりでなく、提案した側が現状を認識していない頭が弱い人に見えてしまいます。井上さんのことはよく知らないのですが、この記事をみる限り、これからの仕事がとても心配になりますね。
>よくわからない人による「オレが、オレが」の論評ばかりでは読むほうもツライでしょう。
なんてありますが、わかっているなら、ねぇ。
私もそのITジャーナリスト氏は知りませんが、その人間がつまらん人間なじゃないか?oribeさんが指摘している通りだと思うよ。日経BP○×△へ記事書いてる人かね。最初パソコンが出てきたころメインフレームやってる奴はPCバカにしてたからな。今じゃメインフレームって死語だけど。先が読めない奴だね。
いつコケるかわからんものに載せられない業務も沢山あるのよ。w
>匿名のスタイリストがどうやって政治の爆弾ネタをとってきたのか。
と書いてましたが、きっこの日記オリジナルの爆弾ネタってどんなのがあったんでしょうか。
耐震偽装やエイチエス証券の野口氏怪死事件では当事者とのメールのやりとりを公開したりしてましたが、あの頃野田氏のESPIOで元ネタを次々ばらされ「きっこというのはネットにころがっている情報を収集する時間がたっぷりある人物で、それらを組み立ててストーリーを作っているに過ぎない」と指摘されて妙に納得したものです。
しかし野口氏怪死事件では週刊誌からテレビまでマスメディアまでもが踊ってしまったのには驚きました。日記に出てきた沖縄の某IT企業は社屋までTVに映されましたが、結局何も出てきませんでしたし。プロの記者でもたどり着けない情報があの日記にあると当時誰もが思ってしまったんですかねえ。
> PCバカにしてたからな。今じゃメインフレームって死語だけど。
いや、無味乾燥なメインフレームやってた奴(俺とか)はパソコンが出てきた頃「絵が描けるよう」って飛び付いたんですけどね(笑)。当時、コンピュータ好きは「小さな村の住人」であって、対象別の分化は未だでした(並存する対象自体なかった)。多分、パソコンをバカにした輩は仕事で嫌々コンピュータに携わっていた奴ではないかと。
パソコンに飛び付いた自分らですが、正確にはプログラム、要するにパソコンで出来ることに飛び付いたのです。パソコンその物に飛び付いて、メモリが多いだの少ないだの拡張ボードがどうだのと必要以上に騒いでる奴や、Windows 買うのに徹夜することに意義を見出す奴には「馬鹿じゃねえの?」と違和感を感じましたね。
遠回りになった。。。
僕はブログが面白いとかツマランとか言うのは、テレビが面白いとかツマランとか言う様なもので意味がないと思いますね。面白いとかツマランの対象は個々の番組であり、ブログもブログによりけりではないかと。そもそも面白いもツマランも個人の嗜好であります。ブログも掲示板も自分にとって面白いものは全部よきものです。やりたいことは、他者の意見を聞くこと、自分の意見を述べること。議論すること。
単なる形式や手段に関して面白いもツマランもありませんし、流行りだの終わっただのは不毛です。特に「ITジャーナリスト」などという胡散臭くて恥ずかしい職業名の人に『(日本のブログは)始まりから終わっていたんです(笑)。』などとしたり顔で解説されてもなあ。
そんな事を期待すること自体が、このITジャーナリスト氏がブログの特質を見抜いていない何よりの証拠ではないか。
笑止千万である。
「博士も知らないニッポンのウラ」って言う番組で今回(15日まで無料)地デジの話があり
その中でネットとテレビ
それと日本と海外のネット使い方の違い等
話があり面白かったですよ
日本ってどんだけ低レベルで利権だらけなんだよ
って思い知らされましたよ
私が無知なだけなんでしょうが
そのあたりのブログのアクセス件数が爆発的に伸びないのはどこの国でも同じで、それらを指して日本のブログはつまらないと言っても仕方ないと思います。
ただ、YouTubeが普及し始めた頃にも「日本ではテレビ番組を録画したものをそのままUPしたものが多いが、海外発のものでは自分で撮影してきたオリジナルの映像も多い」という指摘がありました。
個人個人が放送局になれるツールが出来たのに、「自らが面白いものを作って発表する」という雰囲気がなかなか醸成されないのはなぜなんでしょう?
既存のメディア報道をひたすら検証したり批判したりして、警鐘を鳴らす事に存在意義を見出していたらいつか本当に行き詰ってしまうのではないでしょうか。
>そのあたりのブログのアクセス件数が爆発的に伸びないのはどこの国でも同じで、それらを指して日本のブログはつまらないと言っても仕方ないと思います。
いやだからネットは中心のない世界だからそれが健全なのであって、あなたの言い分はキー局を中心とした同心円状の情報の広がりを当然と考える、時代遅れの既存メディア側からのものの見方そのものですよ。
それでも社会やメディアの諸問題について卓越した知見を披露してるブログは、管理人氏も指摘されているようにアクセス数はとても高いです。こういうことはブログランキングなどを見ればすぐわかると思いますが。
>個人個人が放送局になれるツールが出来たのに、「自らが面白いものを作って発表する」という雰囲気がなかなか醸成されないのはなぜなんでしょう?
いや、個人が面白いものを作って発表するという雰囲気は急速に高まっていると思いますが・・・。それも日本では「自分で撮影してきた」と言ったレベルを遙かに凌駕した作品の数々が溢れてきていますよ。
最後の一文「既存のメディア報道を・・・」のくだりまで、貴方の意見はあまりに表層的に過ぎると思います。もっと目を啓いてネットの世界を見渡してみましょう。
「…米国は米国流、日本は日本流で、それぞれのブログ文化が進化していけばいいのだと思う。たとえば、日本における教養ある中間層の厚みとその質の高さは、日本が米国と違って圧倒的に凄いところである。米国は二極化された上側が肉声で語り出すことでブログ空間が引っ張られるのに対して、日本は、オープン・カルチャーが根づき始めている若い世代と、教養ある中間層の参入が、総体としてブログ空間を潤していくのではないだろうか。」
ジャーナリストといっても、多くの問題に関しては素人に過ぎないのですから、仮に匿名であっても「教養ある中間層=ある部門の専門家」の書くブログの方が信憑性が高い(読んでいれば分かる)と考える人が増えているように思うのですが。
もっと駆除・撲滅すべきサヨblogはいくらでもある、って意味ではあってますな<井上なんちゃら氏の話
例えば、米国では2004年の大統領選の時既に硬派な政治ブログでも有名どころでは1日数十万人の読者がいたといいます。公共の電波を占有しているテレビやラジオと違い、1人1人が積極的にアクセスしなければならないブログで、これだけの読者数を獲得するような状況は不健全なのでしょうか?
あちらのブロガーは時と場合によっては取材許可証を与えられ、日本では記者クラブの記者しか立ち入れないような場に行って直接取材する事も出来ます。
しかし日本ではマスメディア発のニュースを消化していく事からどうしても抜け出せない。ネット上の祭はあくまでネットの中で完結し、マスメディアが動かなければ世論形成まで進展しない。この状況が変わる事がなければ、いつか無力感で飽きてしまうのではないかと危惧しています。
>それも日本では「自分で撮影してきた」と言ったレベルを遙かに凌駕した作品の数々が溢れてきていますよ。
これは失礼しました。
私はニュース系の記事を読む事が多いので、記事やコメント欄で紹介されている動画を見ると大抵は今まで視聴する環境が限られていた記録映画やCSの番組、講演会の模様などがほとんどなものですから、どんなジャンルで面白いものが出てきているのか、教えていただけませんか?
>有名どころでは1日数十万人の読者がいたといいます。・・・これだけの読者数を獲得するような状況は不健全なのでしょうか?
私は情報の流れのあり方について述べたのであり、別にアクセス数が多いから不健全だとは言っていません。「一部の突出した何かがあらゆる情報を牽引するわけではない」というのが既存メディアとは違ってネットの特徴であり、健全な部分であると言っているのです。結果として得意の分野のトピックで多くの読者を獲得するブログがあっても別に否定はしませんよ。
海外ブロガーの取材許可証や日本の記者クラブの下りについては同意で、メディア以外の人間が一次ソースに触れることがきわめて困難なこと、メディア側の特権にあぐらを繋いた傲慢な世論誘導等には私もかなりのもどかしさを感じます。
最後の面白い動画については、ニコニコ動画にでもアクセスされてみては如何ですか?既存の音楽・映像の改変ものからプロはだしの創作物まであらゆるジャンルで様々な作品が鎬を削ってますよ。
ことごとくピントがずれてて、上でどなたかが書き込まれていましたが、頭の弱い可哀相な人に見えてしまいます。よくて裸の王様という処でしょうか。
既得権の上に胡坐を掻く立場の人々って、何でこうも上から&自分の立場からしかものが見えないんでしょうか?
ブログの意義を既存のジャーナリズムやメディアの傍流としか認識できないなんて、脳細胞が石の様に固化しているとしか思えないんですが。
ブログの他メディアに対するアドバンテージは、個人でしか難しいであろう情報の専門性だったり特殊性のはず。アクセス数を稼ぎたいのか手当たり次第にニュースを引っ張ってくるブログはサイトの隅にある目障りな広告と似たようなものだと思える。本当に知識があり、有意な情報を提供できるブロガーは、政治経済芸能スポーツとそんなに多方面のニュースに絡む事は出来ないはずだと私は思う。ブログは明らかに飽和状態であり、質の向上が無い限り他のメディアから軽く見られても仕方ないと感じる。