2008年05月28日

炭素割当カード

イギリス発の以下の記事。これを、オーウェリアン的世界といいます。

すべての成人はガソリンや航空チケット、家庭のエネルギー代の支払いに「炭素割当カード」を使用しなければならない ―

権威ある環境監査委員会は、貧困者を苦しめずにイギリスの二酸化炭素排出を削減するには、個人レベルの炭素取引こそが最も効果的でフェアな方法だと主張する。

その計画においては、すべての国民が、石油やガス、電気、航空機を使うときに使用できる年間の炭素量を割り当てられる。

割り当てを超える人は、割り当てを使い切っていない個人から超過分を買うことになる。その値段は市場により決まり、取引は専門家により運営される会社が仲介することになる。

保守党のティム・イェオ議員を代表とする議員団は、この方法こそが、温室効果ガスを削減するうえで、環境税よりも効果があると主張している。

しかし、この方法は運営資金がかかりすぎ、官僚的で、過干渉で、非現実的だとも批判されている。

政府は、原則として計画を支持するが、「時代を先取りしすぎている」と警告している。

個人レベルの炭素取引は、近年多くの環境活動家が主張している。理論的には、ガソリンから食料品まで、あらゆる商品の取引に使われる。

計画の実行のためには、政府は4500万枚の炭素カードを配布し、それは個々の炭素口座にリンクされることになる。口座には、年度ごとに二酸化炭素がキログラム単位で割り当てられる。

ある個人がガソリンやエネルギーや航空チケットを買うたびに、口座から炭素が引き出される。ロンドン―ローマの往復チケットは炭素900キロで、10リットルのガソリンは23キロにあたる。

イギリスの全成人は「炭素割当カード」を所持しなければならない
Mail Online 08年5月27日(英語)



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この記事へのコメント
実は温暖化の原因はもっと違うところにあった!!
みたいなことが数年後、数十年後にわかったときは揉めそうですね(笑)
Posted by とうふ at 2008年05月28日 02:37
この話は、ポール・クルーグマンの「ベビー・シッター・クーポン」の話を連想させますね。

Krugman: Baby Sitting the Economy: 経済を子守りしてみると。(山形浩生氏による日本語訳)
http://cruel.org/krugman/babysitj.html

この話をこの炭素カードに適用してみると、利用者がいざというときに備えて炭素カードを貯め込む結果、炭素カードの流通量が減って「炭素デフレ」が発生し、結局不況になってしまうというオチになると思います。温室効果ガス削減という目的を考えると、「ベビー・シッター・クーポン」の話のように、炭素カードを増やせば解決というわけにもいきませんから。
Posted by Baatarism at 2008年05月28日 10:01
ここまで来ると、免罪符みたいですねww
Posted by at 2008年05月28日 19:07
なんか踏み絵を見ている気分だ…。
Posted by その他 at 2008年05月28日 20:43
・・・ちなみに発展途上国の炭素割当量は上限が設けられない。
『これから産業を興していかなくてはならないのに、炭素排出に上限があっては発展出来ない。
 これまで散々二酸化炭素を排出して発展してきた先進国と同列に扱われては不公平だ!』
中国国連代表のこの正しい主張が、発展途上国の圧倒的支持で認められたためである。

それから十年。

中国をはじめとする発展途上国は、炭素割当量という無尽蔵の資源をバックに「炭素ビジネス」に邁進し、かつての先進国以上に裕福で余裕のある生活を送る様になった。結局、彼等は工場などという不潔な施設を必要としなかった。炭素割当量さえ先進国に売れば、必要な食糧や贅沢品の全てを贖うことができ、この炭素割当量は(発展途上国なら何処でも)サインひとつで幾らでも造り出せるからである。彼等は工場を持たないが故に炭素排出量もゼロに近い。先進国の環境保護に熱心な政治家や運動家、及び、マスコミは、さかんに彼等のライフスタイルを称賛し続けている。

先進国では、未だに工場がフル回転で商品を作り出し環境を破壊し続けている。商品を製造して発展途上国に売り続けないと、工場を稼働させるだけの炭素割当量さえ賄えないという理由があるにせよ、環境を顧みない姿勢には呆れかえるばかりである。彼等は馬車馬の様に働いているにも関わらず年々貧しくなり、国土は限界まで汚染されている。彼等はこの十年間、環境問題で何を学んだのだろうか。

先進国の厚かましい例年の炭素割当量の見直し要求は否決され続けているが、炭素割当量の供給過剰による価格低下が近年問題となっている。ただ、近く先進国に炭素買取の年間目標額を科す国際法案が圧倒的多数で通過する見通しであり、問題は緩和されるであろう。

今後も国連は地球環境を守るべく不断の努力を続けていくのだ。環境万歳。(2020.05.28)

・・・何か書いてて腹立ってきました。土人共を纏めて焼き払いたい気分だ。
Posted by 小野まさ at 2008年05月28日 22:39
環境も とどのつまりは カネ次第
エコもよく見りゃ エゴと変わらぬ
Posted by . at 2008年05月29日 00:23
小野まさ様
お書きになった文が面白いので真似してみました。

2100年
宇宙人地球訪問、高等生物の生存しない地上に驚愕した。
2101年
宇宙人により地球人滅亡の謎が解明された。

報告書 
地球における人類滅亡について

2050年
地球上では工場がフル回転で商品を作り出し環境を破壊し続けていた。この結果、ますます大気汚染が深刻化した。
2051年
K国の科学者による遺伝子操作、鼻毛増量が成功した。この事により、大気汚染に耐性のある人類が誕生。ノーベル賞受賞。
2052年
国連による人類改造計画実行、人種にかかわらず全ての人類に鼻毛増量が行われた。
2070年
遺伝子操作の失敗か鼻毛増量が止まることなく、全ての人類は窒息死した。
合掌。
Posted by 人形焼 at 2008年05月29日 23:44
K国の科学者なら食糧危機を回避するために、
彼等の数少ない伝統文化である嘗◆を発展させて
◆◆コを◆◆られる様に◆◆する技術を開発する様な
(しかもノーベル賞は貰えない)気がしま・・・

しまった。これは「◆少銭」向けのネタだ!
Posted by 小野まさ at 2008年05月30日 03:03
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