しかし逆の見方をすると、基となる母数(株取引をしている人)が想像以上に大きかっただけとも考えられます。
だとすれば、株を保有している職員(またはその家族)は2700人どころではすまないはずで、職員の取引履歴を精査すれば、パンドラの箱を開けることになるのは間違いありません。
それは、近年世間を賑わせたような、ライブドアや村上ファンドといった、出た杭を叩くのとはワケが違います。拝金主義とか格差とかをことさら社会的テーマとして糾弾する「正義の味方」が、指折りのトレーダー軍団だったという軽い皮肉にとどまらず、半世紀あまりの間放っておいた下水道の中をのぞくような、おぞましい体験になるはずです。
今回の報告では、06年1月16日、報道局社会部の記者が、フジテレビ株10株を売却していた事実も明らかにされた。東京地検が証券取引法違反の疑いでライブドアの家宅捜索に乗り出した日だった。
当日、捜索のニュースはNHKが午後4時すぎ、大相撲中継を中断して特ダネとして報じた。社会部記者が売却したのは勤務中の同日午後0時半ごろで、原稿を編集・出稿する報道情報端末に元原稿が「防衛一報」というタイトルで入る約2時間前だった。
10株の売却代金は計320万円で、記者はその直後にヤクルト株を約260万円で買いつけた。
調査に対し、記者は「家宅捜索は知らなかった。この日になぜ売ったのかは偶然としか言いようがない」と説明。ライブドア事件の取材者ではなかったため、報告書は「何らかの方法で捜索の情報を入手した疑念は払拭(ふっしょく)されないものの、具体的な証拠はなく、問題事案とは評価できない」と判断した。
ライブドア捜索当日、フジTV株売却も NHK職員
asahi.com 08年5月28日
振り返れば、ライブドアの強制捜査における午後4時すぎの特ダネというのはNHKの誤報で、実際に捜査が始まったのは6時半ごろのことでした。NHKは、検察のリークを受けて強制捜査が行われることを事前に知っており、上の記事によれば午後2時半ごろには、Dデーは今日だ!という最終的な確証を得て仮原稿を仕上げていたわけです。
当然、記事を書いた記者がその情報をつかんだのはさらにその前になるわけで、情報を事前に仲間と共有しないわけもなく、市場が開いている時間に、トレーダーの溜まり場でそれがどんな意味を持つのか考えるととゾッとします。
上の記事にある社会部記者は午後0時半に売買をしており、「情報を入手した疑念は払拭(ふっしょく)されないものの、具体的な証拠はなく、問題事案とは評価できない」とされています。グレーだけれどもクロとはいえない、というわけです。
しかし、堀江氏も村上氏も、跳ね返り者たちは、いずれもそうしたグレーな件で起訴されてクロとされたのです。
まだ行われてもいない強制捜査を特ダネとして伝えて「風説の流布」をしたNHK、捜査の当日に不審な取引をした社会部記者、そしてそもそも、マスコミに事前に情報をリークするという検察の行為自体、どれもこれもグレーです。
しかしそうした行為は、グレーだけれども見逃されるのです。
もし、NHKの調査が徹底して行われ、2006年1月の大発会から16日までの株売買だけでも洗いざらい調べれば、よりクロに近いケースがでてくるに違いありません。そしてそれがインサイダー取引にあたるのかを立証するために、検察とマスコミの癒着までメスを入れれば、この国を揺るがすような大スキャンダルに発展するはずです。
しかし、この国の支配層はそれを望まず、よってそうした調査は行われるはずもなく、NHKは順調に受信料収入を伸ばし続け、せいぜい株取引を禁止された職員たちが暇つぶしの手段を失い途方に暮れるだけで終わるのです。
ん・・?何か根拠があっての記述でしょうか?ね・・・それともOribeさんの願望でしょうか?
>しかし、この国の支配層はそれを望まず、よってそうした調査は行われるはずもなく、
この国の支配層って?一体どのような意味なんでしょう・・・久々のNHK関連のエントリーなんですから、明確な表現で主張されたほうがよいのでは!と思いますが・・・
株のインサイダー程度は朝飯前なんでしょうよ。
一般視聴者の認識では既に常識ですよ。
以前大問題になった、経費の不正請求事件の後でも、友人の体験を
聞いたところによると、某有名観光地のホテルに宿泊したときに
偶然居合わせた犬HKのグループは反省の色など無く、不正請求もどきに
勤しんでたそうですがね。
特殊な条件下での撮影の研修目的での宿泊なのに、それだと
経費が安いからという理由で、一般客を巻き込んで取材という名目
(実際に番組になるかは別だそうで)にして、どうやったらより多くの出張費を
捻出できるか、経理書類はどう提出しようかと、夕食時、他の宿泊客が
居る中で、大声で堂々と打ち合わせしてたとか。
一行が食堂を引き上げた途端、他の客たちから一斉に「何アレ!?」
「信じらんない!」と非難轟々だったそうです。ホテルオーナーが
バツ悪そうに出てきて「毎年のように喧嘩になるんだよねぇ奴等とは」と
溜息をついてたそうで。。。プチホテル側としては、研修としてなら
団体の良客として遇するのに、取材だからと一般客を巻き込んでの
長時間拘束。結局ホテル側がお客に気を遣って、昼食代や諸経費を
負担する結果に終わるそうで。。。それに対する犬HK側からの配慮や
補償等は一切無しなんだとか。。。
今回の問題も、どうせ嵐が過ぎれば、元通りなんでしょうよ。
調査には1600人を超す職員が協力を拒否ったんだそうで。
腐った外国勢に感染した組織は、どこも同じ。反省するどころか逆ギレするしまつ。
もはや何の期待もしてませんが、それだと益々、特定反日勢力の餌食になるばかり。。
ここんところ、他の記事の単なる引用だけだったから、今回はちゃんと書いてくれてうれしいです。
毎日新聞「ネット君臨」のネタにもなりましたが・・・
救う会の会計報告
http://www.sakurahelp.com/re-contents/kaikei_ex.html
募金目標額には一家の米国での現地滞在費として500万円が計上されていましたが、昨年9月に帰国したというのに、全く精算されていません。
また、同病院で今までに移植を受けた他の日本人は2〜5ヶ月以内に医療費デポジットが返金されているのですが、この子だけ8ヶ月近く経っても返金がないようです。
そして会計報告には他に入出金の動きがないのに、今年4月の事務局経費に印紙代4000円のみが報告されている不思議。
ちなみにこの募金団体の代表を務めているのは、例の番組改編問題で名を馳せた永田浩三です。
自分には彼らがしていない、と思える理由が何一つ思い浮かびません。
NHKを筆頭に、この国のマスコミはもうどうしようもないところまで来てしまってるのは事実ですし。
まず、公的組織(設立・運営に公金が入っている組織)及び、情報に関して特権的な立場にある組織の従業員に関しては、その良心に期待した運営をしてはならない。具体的には、第三者の監視、行動の機械的な記録、強権的な不正・腐敗捜査機構、或は、特定範囲の者の一部の行為の禁止を就業条件とする(この場合は一部の NHK 職員とその縁者 X 親等までの株取引の禁止)。
次に、不祥事に対しては、トップや上長が責任を取るのではなく(意味の無いショウだ)行為者に直接重罰(辞職はデフォで)が行く様にする。人生がちょっとやり直せない位の厳罰、或は、『ごめんなさい!』というテレビ番組を作って、全国放送で、氏名・職業・現住所・素顔出しで30分間謝罪させる(多分莫大な視聴率が取れるであろう)。そもそも、公に被害を与える不正行為をしたら、先ず被害者である公に謝るのはクソ当り前だねえ。
それを受けて善光寺に電話したら「まだ何も発表していない。ニュースやネットの情報に惑わされないで」と怒っていたそうです。
その時に「NHKのすっぱ抜きはすごいから既に確証を得ていると思う。飛ばしもほとんどない。」という書き込みがあり、少ししてから本当に辞退の発表がありました。
でもこういうリーク情報ってたまたまNHKだけに流してるんでしょうか?それともNHKがフライングで報道してしまっているのでしょうか。
NHK視聴者やNHK志望者必読 昨日アップされた「職員の株取引に関する第三者委員会 調査報告書」PDF→岐阜局の記者はパソコンを破壊して証拠隠滅を図った模様
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/05/nhknhk_pdf_4382.html
受信料で運営する公共放送だから、ということもありますが、マスコミという在り方そのものが歪んでいることは間違いないと思います。